<JAL>中距離国際線に新座席 B777?200ER公開 / 2016年6月13日

 日本航空(JAL)は10日、18日から羽田?バンコク線を皮切りに中距離国際線に導入する新しいビジネスクラスのシートを装着したボーイング777?200ERを報道陣に公開した。

 新シートは「JAL SKY SUITE3」で、これまで長距離国際線に導入していた「JAL SKY SUITEシリーズ」の最新型になる。窓側左右各1席と中央2席の計42席を設置した。全席が通路に面しており、中央にある2席は斜めに向かい合わせになった状態で、足が上下に立体的に交差するような珍しい配列を採用することで、フルフラットになる。

 また、最も多い154席が設置されるエコノミークラスは、左側3席、中央4席、右側2席とこちらも世界的にはあまり採用されていない配置だ。JALによると、今後のホノルル線などで家族連れが使いやすいようにした配列という。このほか、エコノミーよりもやや広いプレミアムエコノミー席も40席設置した。

 JALは新シートを採用した機材を羽田?バンコク線に就航後、8月には羽田?シンガポール線に投入する予定だ。17年中にはJALが保有する11機全てのボーイング777?200ERを新シート仕様に改修し、羽田や関西、中部、成田とホノルルを結ぶ路線に就航させる。