香港(Hong Kong)で8日、キャセイ航空(Cathay Pacific Airways)のボーイング(Boeing)747型機がラストフライトを行い、市内上空を低空飛行し、香港に別れを告げた。
キャセイ航空がボーイング747型機を導入したのは1979年。CX8747と設定されたボーイング747型機の最後の便は、ビクトリア・ハーバー(Victoria Harbour)や啓徳空港(Kai Tak Airport、旧香港国際空港)跡地の上空を低空で飛行。かつて同空港に着陸するのに高層アパート群の上を低空で飛行したスリリングな光景を思い起こさせるものとなった。密集する高層ビルと山々に囲まれた中を低空で飛行し着陸する啓徳空港は、1998年に閉港されるまで、着陸が最も難しい空港として知られていた。
同航空によると、お別れ便に搭乗するために、従業員約300人が747香港ドル(約9900円)を寄付したという。
キャセイ航空のボーイング747型機の最後の商用飛行は、1日の東京・羽田空港(Haneda Airport)発香港行きの便だった。