外務省、ニュージーランドにスポット情報、余震の可能性 / 2016年11月15日

 外務省は11月14日、現地時間の午前0時頃にニュージーランド南島のカンタベリー地域でマグニチュード7.5の地震が発生したことを受け、注意喚起のためのスポット情報を発出した。同省は震源地に近い、ホエールウォッチングで知られるカイコウラでは電力や水道などの供給が止まっていること、首都ウェリントンの主要なビルについては安全確認のために立ち入りが制限されていることを伝えている。

 外務省は、今後も断続的に余震が発生し、本震で脆弱化した建物が倒壊する可能性があることから、旅行者には現地の最新情報を入手し、旅行計画の変更や延期も含めて安全確保に努めるよう要請。そのほか「たびレジ」の登録なども呼びかけている。

 現地からの報道によれば、今回の地震では少なくとも人2人が死亡。同地域では2011年にもマグニチュード6.0の地震が発生し、日本人を含む多数の犠牲者を出している。