トルコで爆発テロ クルド系武装組織が犯行を認める声明 / 2016年12月12日

 トルコの最大都市・イスタンブールで起きた、2回の爆発による死者は、これまでに38人にのぼっている。この爆弾テロについて、クルド系武装組織が11日、犯行を認める声明を出した。
一夜明け、規制線が解かれた。
サッカー場のすぐ横が爆発現場。
100メートルほど離れたホテルの窓ガラスも、ところどころなくなっていて、爆発の威力の強さを物語っていた。
事件から一夜明けた現場では、市民らが集まって「テロに屈しない」と声をあげ、花を手向ける人の姿も見られた。
花を手向けた人は「なんて言っていいのかわからない。言葉にならない」と話した。
警察車両が狙われた2度の爆発による死者は、これまでに一般市民7人を含む38人、けが人は、155人にのぼっている。
この爆弾テロについて、クルド系武装組織が11日、犯行を認める声明を出し、クルド人に対して弾圧を強めるエルドアン政権への報復だと主張している。