一般にも広く報じられている通り、現在マレーシアはイスラム教の断食月「ラマダン」に入っております。期間は2017年5月27日?6月25日まで。
ラマダン期間中、イスラム教徒の人々は日の出から日没までの時間帯は断食することから、この時期、マレー系の飲食店は、営業時間が短くなっていたり、閉店していたりすることもあります。
そして、日没後のショッピングモールやフードコート、レストラン街は、日中の断食を終えたイスラム教徒の人々で混雑いたしますので、観光の際には注意が必要です。
また、この時期にしか見られない「ラマダン バザール」というマレー系料理やお菓子を売る屋台が各地に建ち並びます。(但し、衛生上、飲食はあまりお勧めいたしません。)なお、ラマダン期間中であっても旅行者に対しては、断食を強要するようなことはありません。
日本では見られないこの光景は、イスラム文化を垣間見る良い機会ともいえますが、イスラム教徒の人々にとっては大切な宗教行事でもあるため、旅行中も配慮をお願いいたします。
また、外務省からもラマダン期間中の注意喚起が発出されておりますので、この時期にご旅行をご予定の方は、あわせてご確認ください。
※ラマダン月のテロについての注意喚起 (2017年05月22日)http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C107.html