ANAグループは8月23日、2017年度の路線便数計画のうち、冬ダイヤ(10月29日?18年3月24日)の一部変更について発表した。夏ダイヤ期間は最大週11便で運航する羽田/香港線は、週12便から週14便に増便。深夜早朝時間帯に最大週4便で運航中のNH821便と822便を増やすもので、期間により運航曜日などが異なる。1日1便で運航中の成田/成都線は週4便に減便。また、すでに発表した通り10月29日から、1日1便で運航中の成田/ロサンゼルス線を2便に増便する。
機材については、当初計画ではB777-300ER型機とB787-8型機で運航する予定だった成田/シンガポール線を、B787-8型機とB787-9型機に変更。B777-300ER型機はNHでは唯一ファーストクラスを搭載している機材で、増便する成田/ロサンゼルス線に投入する予定。
そのほか、羽田/クアラルンプール、バンクーバー線では、当初予定のB787-9型機に加えてB787-8型機も投入。B787-8型機については、一部期間においてはプレミアムエコノミークラスのない機材も使用する。
国内線については、コードシェアを実施しているエア・ドゥ(HD)が1日1便で運航している広島/新千歳線を運休するため、同路線を1日1便で2年ぶりに再開。HDとのコードシェアは実施しない。そのほか、羽田/広島線を期間限定で1日9便から10便に増便。新千歳/那覇線、羽田/石垣、那覇線でも期間増便を実施する。
一方、中部/旭川、女満別線では一部期間を運休。関空/新千歳線は1日4便から3便に減便する。加えて、10月29日からオリエンタルエアブリッジ(OC)が運航を開始する福岡/宮崎線とコードシェアを実施するため、同路線の運航を1日6便から2便に減便。福岡/福江線もOCの増便に伴い、1日2便から1便に減便するほか、那覇/福岡、石垣、宮古線を一部期間で減便する。