外務省はこのほど「海外安全ホームページ」で、ケニアについて注意喚起のためのスポット情報を発出した。8月8日の総選挙投票日に向け、候補者間の対立などにより各地で治安が悪化していることを受けたもの。29日以降を予定する新大統領就任までは、危険レベル2に相当する「不要不急の渡航は止めてください」と呼びかけている。やむを得ず滞在する旅行者には、集会や投票所などに近づかないよう要望。同国では2007年の総選挙の際に、暴動などで1000人以上が死亡している。
外務省はあわせて、同国の北東部や沿岸部ではイスラム教過激派組織によるテロ事案が多数発生していることも指摘。また、7月にはコレラの流行について別途スポット情報を発出したことも改めて周知している。