全日空(ANA)は2018年4月より、国内線の機内Wi-Fiサービスの提供を無料にする。これにより、機内でのネット利用環境が充実。電子メール利用やSNSを通じたコミュニケーションも利用可能となる。
これに合わせ、無料で利用可能なビデオやオーディオコンテンツを大幅拡充。これまで提供してきたコンテンツに加え、人気ドラマやアニメ、バラエティなど合計100コンテンツ以上を提供する。また、最新ニュースやスポーツ中継をライブで閲覧できる「ANA SKY LIVE TV」、雑誌やコミックを閲覧できる「e-books」なども利用可能だ。
また、ネット環境以外の設備も増強する。2017年9月には全席にシートモニターを完備したA321neo型機を2機導入したが、2018年度末までには11機に設置する計画。さらに国内線のメインであるB777とB787型機では、2019年度下期以降、シートモニターやUSB充電ポート、パソコン用電源の装着を順次進めていく。
無料Wi-Fiサービスの提供対象はB777、B787、B767、B737-800、A321型機のすべてのクラス。2018年度末までに約100機でのANA Wi-Fiサービス提供を目指す。一方、B737-500、B737-700、A320、DHC8-Q400型機は対象外。また、国際線機材で運航される便も同サービスの対象外となる。