パイロットが航空機のエンジン風に吹き飛ばされる、オーストラリア
オーストラリア・ブリスベーン(Brisbane)の空港で14日、英ヴァージンアトランティック航空(Virgin Atlantic Airways)のパイロットが、近くを通過したジャンボ旅客機のエンジン風で吹き飛ばされてけがをする事故があった。 20日付の豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)によると、ヴァージンのパイロットが、子会社パシフィックブルー(Pacific Blue)航空のボーイング737型旅客機の飛行前最終チェックをアルミ製タラップ上で行っていたところ、豪カンタス航空(Qantas Airways)の747型旅客機のエンジンから噴射される風で吹き飛ばされ、手足を骨折した。 ヴァージン広報は、AFPの取材に対し、パイロットが負傷する事故があったことは認めた。パイロットは病院に搬送されたが、現在は自宅に戻っているという。事故については現在、オーストラリアの民間航空安全局(CASA)が調査中であり、これ以上は話せないと語った。
旅行クチコミサイト「TripAdvisor」は、日本人旅行者のクチコミから集計した「日本&海外のベストビーチ20」を発表した。日本のベストビーチには、沖縄県・宮古島の「与那覇前浜ビーチ」が2年連続で選ばれた。
与那覇前浜ビーチは東洋一のビーチと称され、絶賛するクチコミが並んだ。このほか、沖縄県勢は上位20ビーチのうち12を占めた。直行便のある沖縄本島や宮古島、石垣島のほか、夏期だけ直行便のある久米島、波照間島、竹富島、伊良部島、渡嘉敷島など8つの島々のビーチがランクイン。
日本のベストビーチ
また、2011年からは海外のベストビーチも発表された。1位は、ハワイ・オアフ島の「ラニカイビーチ」。ワイキキビーチやアラモアナビーチといったホノルルのビーチに比べるとアクセスが不便にも関わらず、高い支持を集めた。ランキング全体では、ハワイが8ビーチ(オアフ島6、カウアイ島1、ハワイ島1)、オーストラリアが4ビーチ、グアムが3ビーチという結果だった
世界一住みやすい都市はバンクーバー、大阪12位=調査
英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)がまとめた世界で最も住みやすい都市ランキングで、カナダのバンクーバーが5年連続で1位になった。
EIUは世界の140都市を対象に、治安状況や医療サービス、文化、環境、教育などの30項目を基に「住みやすさ」を数値化。バンクーバーは昨年に続き98%をマークし、2007年から続く首位の座を維持した。
ランキングのトップ10都市のうち、カナダとオーストラリアが計7都市を占めるなど、上位陣の常連に大きな変動はない。このほか、パリが16位、ロンドンが53位、ニューヨークが56位となった。
アジアの最高位は大阪の12位で、東京は18位。香港が31位、北京が72位となっている。
<ベスト10>
1.バンクーバー(カナダ)
2.メルボルン(オーストラリア)
3.ウィーン(オーストリア)
4.トロント(カナダ)
5.カルガリー(カナダ)
6.ヘルシンキ(フィンランド)
7.シドニー(オーストラリア)
8.パース(オーストラリア)
9.アデレード(オーストラリア)
10.オークランド(ニュージーランド)
<ワースト10>
1.ハラレ(ジンバブエ)
2.ダッカ(バングラデシュ)
3.ポートモレスビー(パプアニューギニア)
4.ラゴス(ナイジェリア)
5.アルジェ(アルジェリア)
6.カラチ(パキスタン)
7.ドゥアラ(カメルーン)
8.テヘラン(イラン)
9.ダカール(セネガル)
10.コロンボ(スリランカ)
急激な円高4か月ぶり水準
ヨーロッパの財政問題への不安が拡大していることを受け、海外市場で円高が加速し、一時1ドル=79円18銭とおよそ4か月ぶりの高値を記録しました。 12日の東京外国為替市場では、ヨーロッパの財政危機がギリシャからイタリアなどにも波及するとの見方が広がったことに加え、アメリカの景気の先行きに対する不透明感も強まったことから、安全資産とされる円を買う動きが拡大。1円近く円高が進み、1ドル=80円台を割り込んで取引を終えました。 この流れを受けたロンドン外国為替市場では、一時1ドル=79円18銭まで円が急騰し、東日本大震災直後の急激な円高を抑えるために協調介入に踏み切った3月18日以来、およそ4か月ぶりの円高水準となりました。
山一番は霰天神山 祇園祭くじ取り式
祇園祭の山鉾巡行(17日)の順番を決めるくじ取り式が2日、京都市中京区の市役所の市議会議場で行われた。先頭の長刀鉾に続く「山一番」は8年ぶりに霰天神(あられてんじん)山が引いた。
午前10時、巡行する32の山鉾町と祇園祭山鉾連合会に正式加入した復興中の大船鉾の代表が羽織はかま姿でそろった。1人ずつ登壇してくじを引き立ち会いの門川大作市長が確かめた後、順番を告げる声が議場に響いた。「あとの巡行」の山一番は八幡山が引いた。
霰天神山の中西常雄さん(64)は8年前にも山一番のくじを引いた。「運がいいんですかね。ほっとしました。早く町内のみなさんに伝えたい」と喜んでいた。
くじ取り式は先頭争いを避けるため1500(明応9)年に始まった。順番が決まっている「くじ取らず」の8基を除いた24基がくじを引く。会場には市長から山鉾行事功労者として表彰を受ける男性13人も並んだ。今年は初めて妻を伴っての出席も認められ、祭りを支えた功績がともにたたえられた。
今年の巡行順は次の通り。太字はくじ取らず。
【さきの巡行】
(1)長刀鉾(2)霰(あられ)天神山(3)孟宗山(4)芦刈山(5)函谷(かんこ)鉾(6)油天神山(7)四条傘鉾(8)保昌(ほうしょう)山(9)月鉾(10)太子山(11)占出(うらで)山(12)木賊(とくさ)山(13)鶏鉾(14)伯牙山(15)綾傘鉾(16)郭巨(かっきょ)山(17)菊水鉾(18)白楽天山(19)山伏山(20)蟷螂(とうろう)山(21)放下(ほうか)鉾(22)岩戸山(23)船鉾
【あとの巡行】
(24)北観音山(25)橋弁慶山(26)八幡山(27)鯉山(28)役行者(えんのぎょうじゃ)山(29)鈴鹿山(30)黒主山(31)浄妙山(32)南観音山
河原町?関空1200円 阪急、南海、大阪市地下鉄が協力
京都市と大阪市、阪急電鉄、南海電気鉄道などは9日、河原町?関西空港間を1200円に値下げした企画乗車券「京都・関空アクセスきっぷ」を14日から発売する、と発表した。阪急京都線、大阪市営地下鉄堺筋線、南海本線を経由し、土日祝日は乗り換え1回で京都と関空を結ぶ直通電車を運行する。競合するJRや空港バスよりも「格安さ」をアピールしていく。
■企画切符販売 土日祝は乗り換え1回
企画券は通常運賃の1550円より350円安く設定。特典として南海空港特急「ラピート」の特急券(通常500円)を300円で購入でき、ラピートを使うと1500円で河原町?関空間を最速97分で結ぶ。JR特急「はるか」(自由席)と比較すると、時間は20分程度遅いが、料金は半額になる。12月25日まで限定販売し、利用状況をみながら延長も検討する。
京都方面からは河原町、嵐山など阪急京都線の各駅から乗車でき、堺筋線終着駅の天下茶屋で乗り換え、和歌山方面行きの南海電車で関空に向かう。土日祝日は天下茶屋まで乗り換えなしの直通電車を運行するが、平日は淡路駅などで乗り換えが必要になる。
京都市が昨秋、アクセス向上のため大阪市や私鉄各社に「私鉄が連携した鉄道ルートを確立してほしい」と要望していた。
大阪市役所で会見した門川大作市長は「利用者の選択肢が広がり、観光振興に大きく役立つ」と歓迎した。
JR大阪駅:全面開業...30年ぶりリニューアル
大阪駅30年ぶり大改装、商業施設と巨大ビルに
新しいJR大阪駅と南北の駅ビルで構成する「大阪ステーションシティ」が4日、全面開業した。駅舎は約30年ぶりのリニューアルで5代目となり、一日約85万人が乗降する西日本最大のターミナルが生まれ変わった。北側に新築した「ノースゲートビルディング」に入るJR大阪三越伊勢丹などがオープンし、初日から約50万人の来館者でにぎわった。
同シティは、ホーム上空に東西180メートル、南北100メートルの巨大ドーム屋根、その下に南北のビルをつなぐ橋上駅舎や連絡通路を設置。改札内のコンコースを広げ、エスカレーターやエレベーターを増設したほか、8カ所に広場も作った。
ノースゲートビルディングには、他に専門店街「ルクア」、関西最大級の映画館などが入る。既存ビルを増床したサウスゲートビルディングは、テナントの大丸梅田店が売り場を拡大した。
初代大阪駅は1874(明治7)年開業。今回の工事は04年から着手し、今年3月にサウスゲートビルディングが開業、4月に橋上駅舎の運用が始まった。総事業費は約2100億円。
中国、日本への渡航自粛を緩和 放射線量公表も不定期に
訪日観光回復へ中国に協力要請 丹羽大使
中国国家旅遊局は、東日本大震災後に出していた日本の被災地への渡航自粛の通知を、福島など一部を除いて緩和した。また、丹羽宇一郎・駐中国大使は3日、邵●偉(●は、王へんに其)同局長と会談、訪日観光の回復に向けて協力を呼びかけた。
新しい通知は4月29日付で、「日本の大部分は、生活や社会秩序が正常化した」と言及している。邵局長は丹羽大使に対し、「(訪日客の)急減は一過性のもの」と述べ、観光交流に協力する方針を示した。
一方、新華社通信によると、福島第一原子力発電所事故が中国に与える影響について、中国政府は関連情報の発表を3日から不定期に行うことにした。これまでは大気や海水などの放射線量を連日公表していた。福島周辺の放射線量が減少し、中国の計測結果でも異常がない状態が続いているとの専門家の見方も伝えた
酔客対処で奇策!客室乗務員にカンフー訓練を義務化
香港の英字紙サンデー・モーニング・ポストによると、香港航空ではこのほど、酔っぱらいや乱暴な乗客への対策として、全客室乗務員にカンフー(中国拳法)の訓練を義務化した。カンフーの中でも近接戦闘に優れた「詠春拳(wing chun)」の訓練を受けさせているという。香港航空広報によると、同航空の路線では乱暴な乗客とのトラブルが週3件のペースで起きている。 2週間前には、北京発香港行きの機内で実際に、訓練を受けた女性乗務員の技が役立つ場面があったという。「酔って気分が悪くなった乗客を介抱しようとしましたが、かなり体重のあるお客様でした。普通なら女性乗務員にはお手上げの場面ですが、この乗務員は格闘訓練を受けていたので、まったく問題なく対応できました」 新入社員のランピー・タン(Lumpy Tang)さん(22)は、格闘技訓練が業務の一環と知って「最初は驚いた」と語った。「でも、何回かレッスンに通ったら詠春拳が好きになったわ」「機内では何が起きるかわからない。詠春拳はとても速い技なので、適してるの。自衛できるようになって安心感があるし、世界初の詠春拳を使える客室乗務員の仲間入りになれたこともうれしいわね」 講師のキャサリン・チャン(Katherine Cheung)氏も「詠春拳は、狭く密閉された空間で使うことができる拳法。だから、機内には最適です」と、客室乗務員にぴったりの格闘技だと強調した。ただし、「覚えるのは簡単ですが、極めるのは一筋縄ではいきませんよ」だそうだ。(
米、原発80キロ圏外への渡航延期勧告解除
米政府、首都圏などへの渡航延期勧告を解除
米国務省は14日、福島第一原発の状況が改善したとして、同原発の半径80キロ圏の外側を対象としていた渡航延期勧告を解除し、在東京米大使館職員の家族らに対する国外への自主避難許可措置も解除した。半径80キロ圏内にいる米国人への避難勧告は継続する。
同省は発表文で、原発の状況が、一連の勧告を出した段階と比べ「劇的に変わった」と形容。「依然として深刻で、不測の事態もあり得る」としつつも、原子炉冷却作業が「成功している」と判断、電力や水の供給、非常用設備も「部分的、あるいは完全に復旧した」と位置づけた。
原発の半径80キロ圏外の地域では「健康や安全面の危険性は低い」と指摘した。
日米両政府間で、調整が「定期的かつ生産的」に行われており、「リスクを測定、分析する能力が大幅に向上した」と評価した。(ワシントン=村山祐介)
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