オランダの首都アムステルダム(Amsterdam)と周辺地域で27日、大規模な停電があり、スキポール(Schiphol)空港では離着陸全便が停止するなど混乱が発生している。同空港の広報担当者が語った。
?スキポール空港のイング・ファンレイン(Inge van Rijn)氏はAFPに「現在は非常用電源を使っている。スキポールの全ての離着陸便は停止されたか、別の空港に変更された」と語った。
?オランダメディアによると、航空便はベルギーやドイツの空港に変更され、アムステルダム市内の路面電車や鉄道にも大きな障害が出ている。また、アムステルダムを含む人口過密な北ホラント(North Holland)州各地の病院でも非常用電源が使われているという。
?オランダの国営送電線事業者テネット(TenneT)の広報担当者によると、大規模停電が発生したのは27日午前9時45分(日本時間同日午後5時45分)ごろ。アムステルダム南東部のディーメン(Diemen)にある変電所で作業中に起きた。
フィリピン・マニラ ニノイ・アキノ国際空港(MNL)における国際線施設使用料(International Passenger Service Charge)- 550フィリピン・ペソの徴収方法につきまして、2015年2月1日発券分より下記の通り変更となる通達がございました。
変更前(2015年1月31日までの発券)空港にて、出発時に直接550フィリピン・ペソを支払う
変更後(2015年2月1日以降の発券)TAXコード "LI" を使用し、550フィリピン・ペソを発券時に航空券代金とあわせて徴収※換算レートは発券時のBSRを適用
なお、2月1日以降のご出発分でも1月31日以前に発券された航空券の場合は、現行どおり空港にて直接国際線施設使用料をお支払いとなりますので、ご注意ください。
新関西国際空港(NKIAC)によると、関西国際空港の冬ダイヤの国際線旅客便便数は週777便となり、夏冬通して開港以来の過去最高を更新した。2013年冬ダイヤ比では51便増、2014年夏ダイヤ比では2便増。特にLCCが2013年冬の155便から174便と大きく増加したが、FSCも603便で2012年夏に続く歴代2位となった。
方面別では、訪日需要が旺盛な中国が伸びており、便数は2012年冬の1.5倍となる276便で過去最高を記録。また、タイ・エアアジアX(XJ)の就航やフィリピン航空(PR)のセブ線開設などにより東南アジアも堅調に増加。さらに、伸び悩んでいた長距離路線でも日本航空(JL)がロサンゼルス線を復活する。
過去に関空発着の欧米線が苦戦した背景として、ビジネスクラス需要が十分でなかったことが指摘されるが、NKIAC執行役員の住田弘之氏は、「今度こそしっかりと(関西圏の)ビジネスマンにロサンゼルス線を使っていただけるよう、経済界や自治体とも連携してアピールしていきたい」と強調。
また、「そう簡単ではない」ものの、ファストレーンの導入など利便性向上も模索。こうした取り組みにより、2015年夏予定のエア・カナダ(AC)によるバンクーバー線も含めて、その後の北米線復活の試金石として路線の利用を促進していく。
今後の路線誘致では、例えば欧州線について現在はオフラインのロンドン線復活に期待。このほど大阪商工会議所と英国のテムズバレー商工会議所連合が相互協力について覚書を締結し、今後ビジネス交流を深化する予定であることなども追い風として、JLやブリティッシュ・エアウェイズ(BA)に働きかけていきたい考え。このほか、インドやオセアニア、アフリカへの路線網拡充にも取り組むという。
韓国の仁川国際空港を経由して欧米へ向かう日本の乗り換え客が急減しているようだ。
仁川空港は、中国の上海浦東国際空港やシンガポールのチャンギ国際空港、タイのスワンナプーム国際空港などとともに、アジアの「ハブ空港」ともいわれる。アジアと欧米を結ぶ便が多く、利便性・安全性の両面に優れているとされる。
韓国の仁川空港経由の日本の乗り換え客の減少は、東京・羽田空港の「国際化」が要因とみられる。
羽田空港は2014年3月、国際線の年間発着枠を6万回から9万回に1.5倍増やした。それに伴い、これまでソウルや北京、上海などアジアの中距離路線のみだった昼間の便に、ロンドンやパリ、ミュンヘンなどへの長距離便が加わるなど、ネットワークが大幅に拡大した。東南アジアにはハノイやジャカルタなどの路線が新規に就航したほか、シンガポールやバンコクなども増便となった。米州路線も強化され、中東便も増えた。
これまで、羽田空港をはじめ日本の空港は「乗り継ぎの悪さ」が指摘されていた。「羽田の国内線と成田の国際線」のように、空港を抱える地元への配慮から、国内線と国際線を分けて運用してきた。「ハブ空港」とは、国内線から国際線(国際線から国際線)の乗り継ぎが一つの空港で便利にできる空港のことだが、日本には「ハブ空港」の機能をもった空港がなかったわけだ。
その結果、国内の地方都市や東京、大阪からソウル(仁川空港)を経由して、欧米や東南アジアへと向かうルートが「便利」で主流になっていた。
そうした中で、韓国の朝鮮日報日本語版は2014年9月20日付で、「仁川空港、日本出発の乗り換え客が急減 」と報じた。仁川国際空港公社によると、4?8月の日本の乗り換え客は38万9557人で、前年同期の42万8784人に比べて約4万人(9.1%)減少。日本出発の乗り換え客に限ると、22万322人から19万6224人に2万4098人(10.9%)減少したという。
仁川空港での乗換率は2013年9月から減少を続けており、2014年4月にはピーク時の20%から5%も低い15%にまで下落したと、朝鮮日報は伝えている。
一方、国土交通省の航空輸送統計によると、韓国への旅客輸送量は前年同月比11.9%減の12万1667人(14年6月単月)で、2013年4月から前年割れが続いている。また、欧米やオセアニア、中国を含めて、減少しているのは韓国だけ。日韓関係の悪化から、韓国を訪れる日本人が大きく減少していることも影響しているとみられる。
2020年の東京五輪開催効果もあり、東京の湾岸エリアの話題が目立つ。最近、JR東日本は都心から羽田空港へのアクセスを改善するため、東京駅から羽田空港へ直結する新線(移動時間約18分)を検討していることを明らかになった。
羽田空港は、国際線の発着枠を1.5倍に増やしている。一日55便が、現在では80便となり、国際線というカラーを色濃くしている。かつては、羽田は国際線、成田は国際線という住み分けがあったように思う。現在そのルールが崩れ、成田空港の利用・存在価値が下がっていく一方だ。しかし、成田空港は、羽田空港に負けまいと、様々な新しい魅力を提供し、利用客を増やそうと動き出している。
まず注目したいのは「駐車場」だ。駐車場一日1500円の羽田に対して、今月から成田は駐車場を大幅に値下げしている。空港に近い第1・2駐車場の場合、普通車2,060円を半額の1030円、空港に少し遠い第3・5駐車場の場合、1540円を半額の770円に。羽田空港より安い駐車料金価格が登場している(ただし、入庫時間に条件がある)。
7月20日には、日本初となる空港内カプセルホテルがオープンしている。24時間受付・チェックイン可能で、宿泊料金は3,900円?5,900。客室は129室。別途料金だが、シャワーも利用可能だ。カプセルホテルのオープンには成田の今後の戦略と大きく関係があるようだ。成田はLCC航空を積極的に誘致し、LCC御用達空港を目指している。だが、成田発のLCCの出発時間は早いことが多い。早朝出発を快適に便利にして欲しいという利用者の声に応えて、カプセルホテルを作ったようだ。
環境面では「大型太陽光発電」の建設を始めている。目的は、成田空港環境負荷低減と空港周辺の遊休地の有効活用だ。建設費用は6億円。面積約3万m2の敷地に、太陽電池モジュールを敷き詰める。地球に、人にやさしい空港を目指していく。
成田空港は羽田空港にはない新たな付加価値を加えて、成田空港独特の路線を歩んでいこうとしている。だが、成田空港周辺の検問や、入国審査時間が長いなど、羽田と比較すると気になる点も目立つ。今後は、「成田」と「羽田」の利用客誘致合戦で、施設や利便性の向上をより一層図ってもらいたい。まずは、今後の成田空港の動向に注目したい。
インドネシア、国際線・国内線の「空港税」改定(値上げ)
インドネシアの空港税が、国際線・国内線共に改定(値上げ)となりました。
今回、空港税が値上げとなった空港は* デンパサール* スラバヤ* バリッパパン* マカッサル* ロンボクの5空港となります。
なお新空港税は2014年4月01日より適用されておりますが、デンパサールの国内線のみ8月からの改定となりますので、お間違えないようご注意ください。
■ 新空港税額 (2014年4月01日?)◎ デンパサール (ングラライ空港) 国際線 200,000ルピア (旧: 150,000ルピア) 国内線 75,000ルピア (旧: 40,000ルピア) ※8月01日より改定◎ スラバヤ (ジュアンダ空港) 国際線 200,000ルピア (旧: 150,000ルピア) 国内線 75,000ルピア (旧: 40,000ルピア)◎ バリッパパン (スピンガン空港) 国際線 200,000ルピア (旧: 150,000ルピア) 国内線 75,000ルピア (旧: 40,000ルピア)◎ マカッサル (ハヌサディン空港) 国際線 150,000ルピア (旧: 100,000ルピア) 国内線 50,000ルピア (旧: 40,000ルピア)◎ ロンボク (プラヤ空港) 国際線 150,000ルピア (旧: 100,000ルピア) 国内線 45,000ルピア (旧: 25,000ルピア)
なお、ジャカルタの「スカルノハッタ空港」、およびジョグジャカルタの「アディスチプト空港」は、今回の改訂には含まれておりませんが、今後さらに改定される都市が増える可能性もあります。
インドネシアへのご旅行をご予定の方は、予めご了承ください。
羽田、国際線ターミナルの拡張部分公開?延べ面積1.5倍に
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=60868
東京国際空港ターミナル(TIAT)は3月12日、羽田国際線旅客ターミナルの拡張工事部分の内覧会を開催した。ターミナルの拡張は、3月30日から国際線発着枠のうち昼間時間帯が年間3万回増の6万回に増え、深夜早朝時間帯を含めると計9万回になることに伴うもの。3月30日に一部例外を除く拡張部分の施設の供用を開始し、9月末をめどにホテルや商業施設も営業を始める予定だ。
TIAT常務取締役の田口繁敬氏は「首都圏の空の玄関口の一つとしてふさわしい、本格的な24時間旅客ターミナルの建設と、着実な運営が当社に課せられた最大な使命」とし、これまで運用と新施設の建設を平行して着実に進めてきたと振り返った。
3階出発コンコース 施設拡張により、旅客数は年間1250万人と増加する見込み。ただし、田口氏は、日米間の航空当局間協議が開催されておらず米国線が未就航であることや、日中間の国交問題などで中国線が14年夏ダイヤ時点で12枠未就航のままであることから「中国、米国線が不明なため、先はまだ見えない」考えを示した。
ターミナルの拡張により、延床面積は約1.5倍の約23万6000平方メートルに増加。固定スポットは8スポット増の18スポットで、8スポットはサテライトに位置。増加したスポットのうち6スポットの搭乗口を出発階の3階ではなく2階エリアに配置することで十分なスペースを確保した。サテライトは両面ガラス張りで開放感を演出。航空機の到着や、本館側に駐機している航空機をガラス越しに見ることができる。
2階到着コンコース 本館3階のチェックインカウンター部分は、2つ増やして6アイランドとし、窓口数は144ヶ所に増加。出発保安検査場も2ヶ所に増え、バスゲートも9ゲート、到着ターンテーブルも7基に増やした。さらに、拡張部分の4階と5階にターミナル会社が運営するラウンジを2ヶ所設置。3階出発ロビーには祈祷室を新設する。際内、内際、際際乗継施設の拡充もおこなうという。
このほか、到着ロビーや出発ロビー、保安区域に商業テナントを新たにオープン。出国審査後の免税エリアには各種免税店や外貨両替所、24時間営業のフードコートが開業。出国審査前の一般エリアにはカフェや携帯レンタル店、銀行ATMなどがオープンする。また、サテライトへの移動通路には36面のマルチディスプレイを設置し、就航地の世界遺産などをアピール。駐車場を2階増やして9階建てで約3000台に対応できるようにする。
クリミアの空港を武装集団が占拠、空の便は通常運航
ウクライナ南部クリミア(Crimea)自治共和国の首都シンフェロポリ(Simferopol)にある空港が28日、武装集団に占拠されたとインタファクス・ウクライナ(Interfax-Ukraine)通信が伝えた。一方、現地のAFP記者によると、空港は現在も通常通り航空便の運航が行われているという。
?AFP記者によれば、空港へは普通に出入りができ、乗客の搭乗手続きも普段通り行われている。ただ、空港の周囲では武装した所属不明の男たち十数人の姿が確認できるという。男たちは、どこから来たのかとの質問には答えなかったという。
?また、空港入り口には非武装の親ロシア派の男たち十数人が立っており、AFP記者に「警備をしている」と説明した。
?空港当局は、AFPの電話取材に対し、空港は「通常通り営業している」と答えた。
?インタファクス・ウクライナ通信は先に、目撃者の話として、ロシア海軍の国旗を掲げた50人余りの武装集団が28日未明、トラック数台でやって来て空港を占拠したと報じていた。
?シンフェロポリでは前日27日、クリミア政府の庁舎が親ロシア派の武装集団に占拠されている。議会は占拠下にある中で同日、自治権拡大の是非を問う住民投票を5月25日に実施することを決めている。
羽田、PSFCを値上げ?国際線到着旅客は2570円、国内線は290円に
東京国際空港ターミナルは、4月1日から羽田空港の旅客サービス施設使用料(PSFC)を値上げする。このほど国土交通大臣に上限変更認可を受け、PSFCの届け出をおこなった。国土交通省によると、消費税率引き上げや旅客取扱施設の拡張などに伴う変更であり、徴収方法は今までと同様、航空運賃と同時に徴収するオンチケット方式とする。
国際線出発旅客は大人が現行から570円増の2570円、満2歳以上12歳未満の子どもは280円増の1280円。乗継顧客は大人が280円増の1280円、子どもが140円増の640円。東京国際空港ターミナルによると、値上げの理由は国際線昼間時間帯発着枠の拡大に際し実施中の拡張工事において、増改築部分に係る費用などを回収するためとしている。
対象は4月1日以降に搭乗する乗客で、2月1日以降に航空券を発券した乗客。2月1日以前発券の航空券の場合は現行料金を適用する。
また、国内線の出発及び到着旅客は大人が120円増の290円、満3歳以上12歳未満の子どもは60円増の140円。満3歳未満で子ども用航空券を使用する場合は子供料金を適応する。
東京国際空港ターミナルによると、昨年4月に第2旅客ターミナルビル南ピア3スポット増築部の供用を開始し、今年3月の国際線増枠に向けて内際乗継施設整備をおこなっているが、施設の拡充は一段落し、旅客ターミナルビルはほぼ完成形を迎えたという。
そうした中、整備に関する固定的費用の増加に加え、従来航空会社が負担していた変動的費用についても今後安定化が見込まれることや、施設に係る便益と費用負担の関係の明確化をはかり、乗客から徴収するとしている。適用は4月1日搭乗分からとした。
英BA機の主翼が空港建物に衝突、4人負傷 南ア
南アフリカのヨハネスブルク(Johannesburg)にあるヨハネスブルク国際空港(OR Tambo International Airport)で22日、離陸に向かう英ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways、BA)の旅客機の主翼が空港事務所ビルに衝突し、ビル内にいた4人が負傷する事故があった。
?南アフリカ民間航空局(Civil Aviation Authority、CAA)の23日の発表によると、事故を起こしたのは乗客乗員202人を乗せて滑走路へと向かっていたBAのロンドン(London)行きボーイング(Boeing)747-400型機。BA機が管制塔から指示された誘導路とは別の誘導路を使ったことが事故原因という。
?機内の乗客乗員にけがはなかった。同便は離陸を中止し、乗客は近くのホテルに案内されたという。
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