世界の空港情報の記事一覧

香港空港で搭乗橋が倒壊、名古屋行き旅客機

【4月8日 AFP】香港で6日、名古屋行きのキャセイ航空(Cathay Pacific)のエアバス(Airbus)A330型機に接続された搭乗橋(ボーディング・ブリッジ)が、乗客262人を機内に乗せた終えた後に倒壊し、作業員1人が負傷した。香港当局は7日、原因究明のための調査チームを発足したことを明らかにした。

 倒壊したのは機体後部用の搭乗橋で、ファーストクラス用に機体前部に接続されていた別の搭乗橋に向かって倒れ、A330機のドアがはがれ落ちた。この事故で倒れた搭乗橋を操作していた作業員1人が負傷した。

「事故発生時、搭乗橋の上に乗客乗員はいなかった。現在、事故の原因を調査中だ」と香港空港当局者はAFPに語った。また当局者によると、調査のために全ての機体後部用の搭乗橋の使用を中止し、機体前部の搭乗橋から全乗客の搭乗を行っているという。

 キャセイ航空の広報担当者は、事故で機体が「少しの損傷」を受けたと述べ、空港当局に賠償金を要求するかどうかについてはコメントを避けた。当該機に搭乗していた乗客らは代替便で8日までに香港を離れたという。©AFP

過去2番目に多い便数 関空国際線夏ダイヤ、尖閣問題で最多はならず

新関西国際空港会社は26日、関西国際空港の国際線定期便の平成25年夏ダイヤ(31日から10月26日)を発表した。ピークの8月に旅客と貨物を合わせた便数は週850便となり、開港以来最高だった昨年の週854便には及ばないが、過去2番目の水準となる見通し。新関空会社は当初、過去最高を更新すると見込んでいたが、沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中関係の冷え込みに伴う中国路線の減便が影響した。

 夏ダイヤでは、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが9月に韓国・プサン線を週7便で開設。またシンガポール航空はシンガポール線を週11便から14便、チャイナエアラインも台湾・高雄線を週2便から5便に増便する。

 一方、中国路線は減る見込みだ。中国南方航空は昨年の週33便から15便の大幅減。中国LCCの春秋航空は3月までに上海線の開設を予定していたが、中国当局が認めておらず、夏ダイヤに含まれていない。

 新関空会社は平成26年度に関空国際線の発着回数を23年度比で約4割増に引き上げる目標を掲げるが、安藤圭一社長は「見直しは考えていない」と述べた。その上で「今後は中国以外のアジアでもネットワークを拡充する」と強調した。

 また新関空会社は同日、国内外の空港運営のコンサルティング業務などを手がける「国際事業連携室」を4月1日に立ち上げることを明らかにした。安藤社長は「関空の競争力強化、事業価値向上につなげたい」と話した。

ベトナム、ホーチミン空港、入国時に「eチケット」の提示が必要

ベトナムの出入国カードが2010年に廃止されて以降、ベトナム入国時にはパスポートの他に、第三国行きの「eチケット」(航空券)の提示が必要になっております。

最近、ホーチミンでの入国手続きの際にeチケットを手元に用意しておらず、慌てている方が多く見受けられます。入国手手続き前に「eチケット」をパスポートと一緒にしておかれると、入国手続きもスムーズに進みおすすめです。

尚、この措置は、通常ベトナムのどの空港でも行われることになっておりますが、現時点ではホーチミン空港のみで行われています。ハノイ空港では、eチケットの提示は特に必要無いものの、係員によっては搭乗券の半券の提示を求められることもありますので、ご注意ください。

米ハリケーン「サンディ」死者74人 560万戸で停電続く

NY地下鉄の被害深刻、全面復旧めど立たず 天井まで浸水も

ハリケーン「サンディ」に伴う米国での死者数は10月31日までに計74人になった。AP通信などによると、ニューヨーク州、ニュージャージー州を中心に560万戸超で停電が続いている。

 一方、閉鎖が続いていたラガーディア空港は1日に一部稼働を始め、ニューヨーク近郊の主要3空港はすべて再開した。ニューヨークの地下鉄も同日、23路線中14路線が運行を再開した。ただ、金融の中心部であるマンハッタン島南部につながる路線などは復旧のメドが立っていない。

 市営バスも一部再開したが、通勤車両の増加で交通渋滞が激しくなっている。ニューヨーク市のブルームバーグ市長は、午前6時から午前0時までは1台につき3人以上が乗る一般車両しか、マンハッタン島へ入ることを2日まで認めない方針を示している

関空のLCCターミナルが完成

関空のLCCターミナルが完成

関西国際空港の格安航空会社(LCC)専用ターミナルが完成し、27日に完工式が行われた。新関西国際空港会社の安藤圭一社長は「機能性を重視しつつ利用者の憩いに配慮した、アジアで最高水準のターミナル」と期待を込めた。

 ターミナルはエスカレーターがないなど簡素な造りで、建設費を37億円に抑えた。通路に冷暖房がないほか、搭乗橋もなく航空機まで徒歩で移動する。一方、鉄道駅から無料のシャトルバスが運行し、商業スペースも充実するなど利便性向上に配慮されている。

 28日に開業し、関空拠点のLCC、ピーチ・アビエーションが独占的に使用する。ピーチの井上慎一最高経営責任者(CEO)は、「新しいコンセプトの空港という夢が現実のものとなった」と話した。

那覇空港に国内初のLCC専用ターミナルがオープン、全日空

全日本空輸(ANA)は17日、10月18日より、国内初となるLCC専用ターミナルが沖縄県那覇空港において供用を開始すると発表した。

 那覇空港LCCターミナルは、全日空が貨物上屋として借り受けている那覇空港貨物ターミナル内の一部を旅客用に改装したもの。那覇空港貨物ターミナル株式会社(NACT)が空港法に基づく指定空港機能施設事業者として設置管理を行い、全日空がNACTから営業の委託を受け、その運営に必要な事業を行う。

 同ターミナルの特徴は、「LCC専用ターミナルとして貨物上屋を改装した平屋造りのシンプルな構造」、「上屋前にあるスポットを活用した『徒歩』による搭乗・降機」、「ベルトコンベアを利用しない手荷物取り扱い」、「沖縄らしい雰囲気醸成のための施設配置、無料Wi-Fiや映像ダウンロードサービスの提供」など。

 利用航空会社は、当初、ピーチ:2往復(関西空港)、エアアジア・ジャパン:1往復(成田空港)の国内線3往復よりスタートし、さらに今年10月25日からエアアジア・ジャパンが1往復を約1ヶ月間増便、また来年1月21日からはピーチが1往復増便を決定している。

関空でバゲージラッピングサービス開始、9月28日から

関西国際空港に「関西 エアポート バゲージ サービス」を出店

グランド・ハンドリングサービスを提供するKグランドサービスは9月28日、関西国際空港の旅客ターミナルビル4階北にバゲージラッピングサービスを提供する「YOUR WRAP」を開業する。

バゲージラッピングサービスは、飛行機に預ける手荷物の損傷、汚れ、水濡れ、口開き、内容物の遺失、盗難などのトラブル軽減のため、手荷物をストレッチフィルムで包装するというもの。手荷物1個当たり158センチ以内の場合は600円、158センチ以上203センチ以内の場合は700円、203センチ以上の場合は1000円となる。営業時間は7時から22時30分まで。

 

シカゴ国際空港、広大な敷地の「雑草刈り」にヤギ30頭を試験導入

米シカゴ市航空局が、シカゴのオヘア国際空港の草刈りを30頭のヤギに手伝わせるプロジェクトを立ち上げた。同空港に航空機で訪れる旅行者たちは、まもなく、着陸時に新しい景観を楽しむことができるかもしれない。

 空港当局が始める試験プログラムには、草刈り機だと時間がかかってしまう100エーカー(約40万平方メートル)超の土地にヤギを放して、雑草を食べさせるという計画が含まれている。

 空港の持続可能性プロジェクト責任者のエイミー・マリック氏は、Fox Chicagoに対し、「(そのエリアには)急勾配の坂もあり、重機を使うのはとても難しい。それに重機を使うことは地球にも優しくない」と語った。動物に危険が及ばないよう、ヤギは安全フェンスの外側に放され、滑走路には入り込めないようにするという。

 空港でこのような取り組みが行われるのは今回が初めてではない。今月初頭、米国で最も混雑する空港の1つ、アトランタ(ハーツフィールド・ジャクソン)国際空港が、草木の低コストな管理方法として100匹のヒツジを導入する試験を行っていると発表した。

 さらにこの夏には、サンフランシスコ国際空港が、空港に隣接する敷地の雑草を、2週間にわたって250?300頭のヤギに食べさせるというプログラムを実施した。

 また、持続可能な開発を目指したもう1つの動きとして、オヘア国際空港は前週、地元の食品やヘルシーな菓子類を売るファーマーズマーケット(地元農家の市場)をオープンさせた。次に売り出されるのは、ヤギのミルクだろうか

ブラジル最大の空港、14年サッカーW杯に向けて拡張へ

2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の開催国ブラジルで、世界各国から訪れるサッカーファン受け入れに向けて準備が進んでいる。W杯準備の一環としてこのほど、サンパウロ(Sao Paulo)郊外にある同国最大の空港、グアルリョス国際空港(Guarulhos international airport)の拡張が決まった

 5日に発表された計画によれば、現在2つあるターミナルの拡張に加えて、新たに年間1200万人の旅客受け入れが可能な第3ターミナルが建設される予定。グアルリョス空港の現在の処理能力は年間3200万人だが、拡張後には年間6000万人に増えるという

英スコットランドの主要2空港、全身透視スキャンを導入

英スコットランドの主要都市、エディンバラとグラスゴーの空港で、一部の搭乗客を対象に全身透視スキャナーによる身体検査が1日から開始される。全身透視スキャンは、衣服の下に隠された危険物を金属・非金属にかかわらず発見するための新技術。

英国放送協会によれば、スキャンの対象者は無作為に選ばれるほか、保安上の警戒が必要と判断された場合にも実施される。対象となった乗客へのスキャンは必須で、拒否すれば飛行機への搭乗ができない。

全身スキャンの導入は、2009年12月25日に起きた米デトロイト行きノースウエスト航空253便の爆破未遂事件を受け、英政府が行った航空安全基準の見直しの一環として行われた。ヒースローとマンチェスターの両空港では2010年2月に導入されている。

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