伊シチリア島でエトナ山噴火、空港が閉鎖に
イタリア南部シチリア(Sicily)島で16日、エトナ山(Mount Etna)の噴火活動が続いている。欧州で最も高い活火山のエトナ山は14日に噴火。この影響で、エトナ山に近い同島東部カターニア(Catania)の空港は15日から閉鎖措置がとられている
バブルの象徴「ゴースト空港」が競売へ、スペイン
総額10億ユーロ(約1400億円)をかけて建設されたものの、2011年以来、民間航空会社の乗り入れがないスペイン中部の空港が9日、1億ユーロ(約140億円)で競売に出された。?首都マドリード(Madrid)から南へ約200キロの都市、シウダーレアル(Ciudad Real)にある空港は、年間1000万人の乗降客を扱えるだけの容量を持ち、滑走路はエアバス(Airbus)の世界最大の旅客機「A380」の離着陸も可能なほど長い。
人口7万5000人の同市を訪れる観光客は少ないが、首都マドリードと観光客に人気のあるアンダルシア地方のコルドバ(Cordoba)のほぼ中間に位置するため、2都市をつなぐ拠点として期待されていた。しかし、スペインの不動産バブルの象徴となってしまった。
?スペイン初の民間国際空港として2008年12月に開港したが、2011年末からは商用飛行の利用はなく、運営会社CRアエロプエルト(CR Aeropuertos)は12年6月、約3億ユーロ(約520億円)の負債を抱えて破産。9日に競売に掛けられた際の開始価格は1億ユーロだった。落札者は27日に決まる。
?スペインにある47か所の空港のうちいくつかは民間航空会社の定期便の乗り入れがない。うち15か所の空港の稼働率は1日1便に満たず、年間利用客は10万人を下回っている。また、カステリョン(Castellon)にあるもうひとつの民間空港は、シウダーレアルよりもさらに状況が悪く、11年3月の開港以来、1便も扱ったことがない。
「空」となったシウダーレアルの空港では、スペイン人監督のペドロ・アルモドバル(Pedro Almodovar)氏が1週間貸し切り、今年公開の映画『アイム・ソー・エキサイテッド! (I'm So Excited!)』の撮影を行ったこともある。
?欧州一の長さを誇る全長4200メートルの滑走路には、上空を通過するパイロットらに「着陸できないことを示す」ために黄色いペンキで罰印が描かれているという。(
空港内にワニ出現、飼い主が放置か 米シカゴ
シカゴのオヘア国際空港でこのほど、小型のワニが見つかり、職員に捕獲される騒ぎがあった。
ワニは体長約46センチ。空港ターミナルのエスカレーターの下にいるのを乗客が発見して巡回中の警備員に知らせた。空港職員がほうきとちり取りを使って捕獲し、警察を通してシカゴ爬虫(はちゅう)両生類協会に引き渡した。
同協会の専門家は「幼い子どもがおもちゃと間違えて拾い上げたりしたら、大変なことになっていたかもしれない」と話す。
どうして空港に入り込んだのかは不明だが、ツイッターには同日、ワニを持った男性の画像が掲載された。体表の斑紋から、空港で見つかったのと同じワニとみられる。男性はオヘア国際空港行きの電車に乗っていたという。腕の入れ墨などを手掛かりに、当局が行方を追っている。
警備員は「ワニは手荷物検査を通過できないと分かって、飼い主がその場で放したのではないか」と話す。
ワニは十分なえさを与えられていなかったためか発育不良で、数カ月治療を受けてから爬虫類園に送られる見通しだ。
「イスラム教徒向けうどん」も登場 関空のチャレンジに海外も注目
関西国際空港は8月末、イスラム教徒(ムスリム)向けのサービスを拡充して、「ムスリム・フレンドリー」となる計画を発表した。 まずは、イスラム教の戒律に基づくハラル食をうどん店「ざ・U-don」で提供開始する。なお、ハラル食は、素材として豚肉を使わないことや、調理過程でアルコール消毒も行わないことなどが求められる。今後は他の店でもサービスを取り入れていく予定だという。 また、1日5回のお祈りを行うムスリムのために、祈祷室を現在の1ヶ所から3ヶ所へと増設する。
大規模火災のナイロビ空港、国際線の運航再開
規模な火災に見舞われたケニアの首都ナイロビ(Nairobi)のジョモ・ケニヤッタ国際空港(Jomo Kenyatta International Airport、JKIA)は8日、国際便の運航を再開した。東アフリカ最大の空港である同空港は、7日の火災により到着ターミナルが全焼、多数のフライトが欠航や航路の変更を余儀なくされたが、同国政府は8日深夜(日本時間9日早朝)には通常の操業に戻れる見込みだとしている。政府と保安当局のいずれからも火災原因について言及がない理由を報道陣から尋ねられたマイケル・カマウ(Michael Kamau)運輸インフラ相は、「臆測は控えましょう」と繰り返すにとどまった。火災現場は完全に立ち入り禁止となっており、当局はまだ被害総額を推定できていないという。8月は、ケニアの主要産業である観光業が最もにぎわう月の一つ。野生生物のツアーやインド洋を望む白砂のビーチを楽しむため、多くの外国人が空路で到着する。同空港は、欧州や中東、アジアに加え、他のアフリカ諸国の都市を結ぶ直行便を運航している
ナイロビ国際空港、大規模火災で閉鎖
ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)にある東アフリカ最大の空港、ジョモ・ケニヤッタ国際空港(Jomo Kenyatta International Airport、JKIA)で7日、大規模な火災が発生した。空港が閉鎖されたため、同空港行きの便は進路の変更し、周辺都市の空港へと向かった。 主要到着ターミナルは黒煙に包まれたが、火災発生からおよそ4時間後の現地時間7日午前9時(日本時間同日午後3時)には鎮火した。ケニア内務省高官は「深刻な火災がJKIAで発生した。事態の沈静化にむけ全力を尽くしている」と語った。火災の原因はまだ分かっていない。空港閉鎖は数万人規模の乗客に影響を及ぼした。周辺都市の空港が対応できる便数は限られているため、周辺の空港では混乱が起きるとみられている。ケニア国家災害対策センターは7日午前9時、火災の「封じ込め」には成功したが、空港の「無期限閉鎖は変わらない」と発表した。米国と同盟国は現在、国際テロ組織による攻撃を警戒し、中東とアフリカの19の在外公館を10日まで一時閉鎖させている。ただJKIAでの火災とテロとの関係を示すものは、現時点において皆無だという
北京国際空港で爆発、容疑者は車椅子の男
中国・北京(Beijing)の北京国際空港(Beijing International Airport)第3ターミナルで20日午後6時24分(日本時間同7時24分)ごろ、車椅子に乗った男が手製の爆発装置を起動させて負傷した。中国国営の新華社(Xinhua)通信が報じた。 爆発させたのは中国東部山東(Shandong)省出身の男(34)。新華社によると男は手当てを受けているが生命に別条はなく、容疑者の他に負傷者は出ていないという。 北京国際空港は世界で最も混雑した空港の1つ。同空港の到着ロビーに居合わせたベルギー・ブリュッセル(Brussels)に本部を置くシンクタンク「国際危機グループ(International Crisis Group)」の中国対外政策専門家ステファニー・クライネ・アールブラント(Stephanie Kleine-Ahlbrandt)さんはマイクロブログのツイッター(Twitter)に、「大きな爆発の後で煙やほこりが立ち込めパニックになった」と投稿した。この女性がインターネットに投稿した写真には、空港内に濃い白煙が漂う中、中国人の女性警官が人々に後ろに下がるよう手で合図する様子が写っている。 また、その場に居合わせた別の人はツイッターに、爆弾を持った男が「しばらくの間、何かを叫んでいたが誰も気に留めなかった。すると男は爆弾にかぶせていた白いプラスチックの覆いを外した。周りの人々が何かおかしいと思い始めた頃になってようやく警備員が駆け付けてきた。警備員が何かを言いかけた時に爆発が起きた」と投稿した。 ソーシャルメディアや中国のウェブサイトに掲載された爆発直前とみられる写真には、車椅子に座ったピンク色のシャツを着た男が左手に白い包みを持って、両腕を振り上げている様子が写っている。
「航空便の遅延が多い空港」、1位は北京 調査
航空機の遅延が世界で最も多く発生する空港は、中国の北京首都国際空港(Beijing International Airport)であることが分かった。 米国を拠点に航空便に関するリアルタイムの情報提供を行うFlightStatsは6月、世界の主要35空港を対象に「航空便の遅延」に関する調査を1か月間にわたって実施した。公表された報告書によると、中国の主要2空港がリストの上位を占めた。 出発便の遅れが最も多かった北京首都国際空港では、予定通りに離陸する民間旅客機の割合はわずか18.3%にとどまり、2位の上海虹橋国際空港(Shanghai Hongqiao International Airport)では23.5%だった。また、45分以上の遅れが出た便は、北京で便全体の約42%、上海で約40%だった。 報告書では、航空会社に関する調査にも触れており、最も遅延の多かったアジア地域の航空会社10社中8社が中国の航空会社だったとした。ただし報告書では順位の根拠について言及していない
新石垣空港を制するのは「うちなーの翼」JTAか、それとも?
2013年3月7日、新石垣空港・愛称「南ぬ島石垣空港」(ぱいぬしまいしがきくうこう)が、79年の建設計画発表から実に34年の時を経て、ついに開港した。
計画当初は、美しいさんご礁を有する白保の海岸を埋め立てる計画であったため、地元住民をはじめ、自然保護団体や研究者などの支援者が反対運動を起こしたことで、計画は撤回。その後、候補地の選定で紆余曲折があったものの、現在のカラ岳陸上案が選定され、建設される運びとなった。
現在、新石垣空港には、日本航空(JAL)<9201>のグループ企業である日本トランスオーシャン航空(JTA)、が4路線、琉球エアーコミューター(RAC)が3路線、そして全日本空輸(ANA)<9202>が6路線就航しており、今夏から秋にかけて、さらにLCCのPeach Aviation (APJ)が2路線、さらにスカイマーク(SKY)も3路線の新規就航を予定している。
沖縄の空の覇権争いが激化の様相を呈する中、日本トランスオーシャン航空は5月30日、13年3月期決算で営業収益が前期より2.3億円増の397億2200万円となったと発表した。全社一丸となって取り組んだ費用抑制と、グループ全体で需要に応じた路線ネットワークの見直し、機材効率化を推し進めたことにより、営業利益は217.6パーセントの43億9800万円、経常利益は228.3パーセントの44億2100万円となった。
好調ではあるものの、日本トランスオーシャン航空でも、やはりLCCの沖縄進出には脅威を抱いているようで、これに対し、安全で安心できる運航と、「うちなーの翼」として地元密着の航空会社であることを前面に押し出してアピールを始めている。また、那覇-福岡線、石垣-羽田線に導入して好評を得ているクラスJサービスの対象路線を拡大し、7月1日搭乗分より、那覇-石垣、那覇-宮古島線でも利用可能にする。
一方、ANAも、那覇・宮古・石垣の沖縄路線の搭乗券を見せるだけで人気のスポット「海洋博公園 沖縄美ら海水族館」をはじめとする、沖縄の各施設で割引やプレゼントなどのおトクなサービスが受けられる「沖縄でかけトク!? キャンペーン」を展開中で、LCCではできないサービスで利用客を引き止めたい考えのようだ。
新石垣空港の方も整備が着々と進んでおり、2017年春頃を目処に計画されている沖縄県道214号石垣空港線が開通すれば、石垣市街と新空港はほぼ直線で結ばれ、空港から市街地へのアクセスが約20分程度に改善される予定だ。
新石垣空港は滑走路が旧石垣空港より500m長い2000 m。そのお陰で中型ジェット機が離着陸できるようになり、首都圏への直行便の運航も可能となった。東京からのフライトも約1時間短縮され、沖縄ブームと相まって、ますます人気が高まっている。その上、LCCが乗り入れを開始すれば、さらに過激なサービス合戦も展開されることだろう。今夏からしばらく、石垣の空が賑やかになりそうだ
関西国際空港、国際線をご利用のお客様へ新料金のご案内
関西国際空港は、米国同時多発テロ以降、国際テロに対し国際空港として最高レベルの航空保安対策を実施しているため、航空保安にかかる費用が増加しております。航空保安レベルを維持するため、このたび新たな料金として「旅客保安サービス料」をお客様にご負担いただくことになります。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
旅客保安サービス料(PSSC)につきましては、航空券購入時に航空運賃とあわせてお支払いいただきます。
旅客保安サービス料(PSSC)の適用対象となるのは、2013年6月1日以降、国際線で出国されるお客様となります。ただし、2013年4月12日以降、発券されるお客様に限ります。
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