海外旅行情報の記事一覧

 大気汚染の警報では最高レベルとなる、「赤色警報」が出ている中国・北京では、300を超える航空便が欠航するなど、影響が広がっている。

 北京市では、16日から「赤色警報」が発令されていて、20日は町中が白い霧に包まれ、大気汚染物質のPM2.5の数値が、日本の環境基準の10倍を超えた。

 北京空港では一時、視界が200メートルを下回り、20日夕方までに359便が欠航し、日本便を含む200以上の便が遅延している。

 「赤色警報」を受けて、北京では、車のナンバーによる車両の通行規制を行ったり、日本人学校を含む小中学校で臨時休校が続いている。警報は、21日までの予定となっている。

 外務省はこのほど、爆弾テロが発生したエジプトとトルコについて注意喚起のためのスポット情報を発出した。エジプトについてはカイロを含む同国各地で爆弾を使用したテロ事件が相次いで発生していることを受けたもの。エジプトでは12月9日に北部のギザ県とカフル・エルシャイク県で警察車両を狙った爆弾により警察官6名と市民1名が死亡し、警察官6名と市民4名が負傷した。また、11日にはカイロ中心部のアッパーシーヤ地区のコプト教教会で爆弾が爆発し、少なくとも25名が死亡、49名が負傷したという。

 トルコについては、12月10日夜にイスタンブール新市街の中心地近くに位置するサッカースタジアムと公園で発生した爆弾テロ事件を受けたもの。現地当局によれば、これまでに38名が死亡し155名が負傷した。日本人の被害報告はない。事件に関しては、反政府武装組織のクルド労働者党(PKK)の関連組織であるクルディスタン開放の鷹(TAK)が犯行声明を出しているという。トルコでは2015年7月以降、特にトルコ南東部にある治安機関を狙ったテロ事件が増加しており、アンカラやイスタンブールでは外国人観光客が犠牲となる事件も複数発生している。

 外務省はエジプトとトルコへの旅行者に対して、テロに対する注意を強化し最新情報の入手に努めるとともに、テロの標的になりやすい人が多く集まる施設や政府・軍・警察関係施設、宗教関連施設などに近づかないよう呼びかけている。

 なお、駐日トルコ共和国大使館は今回のテロ事件に対し、「トルコの結束と存続及び国民の社会心理を標的にした邪悪なテロ攻撃を強く非難する。犠牲になられた国民と遺族に哀悼の意を表し、負傷者の一刻も早い回復を祈っている」とコメントしている。

 トルコの最大都市・イスタンブールで起きた、2回の爆発による死者は、これまでに38人にのぼっている。この爆弾テロについて、クルド系武装組織が11日、犯行を認める声明を出した。
一夜明け、規制線が解かれた。
サッカー場のすぐ横が爆発現場。
100メートルほど離れたホテルの窓ガラスも、ところどころなくなっていて、爆発の威力の強さを物語っていた。
事件から一夜明けた現場では、市民らが集まって「テロに屈しない」と声をあげ、花を手向ける人の姿も見られた。
花を手向けた人は「なんて言っていいのかわからない。言葉にならない」と話した。
警察車両が狙われた2度の爆発による死者は、これまでに一般市民7人を含む38人、けが人は、155人にのぼっている。
この爆弾テロについて、クルド系武装組織が11日、犯行を認める声明を出し、クルド人に対して弾圧を強めるエルドアン政権への報復だと主張している。
 マカオ行政会の梁慶庭報道官は12月1日、12万パタカ(約170万円)相当の現金等マカオへの持ち込み、マカオからの持ち出しについて、申告を義務付ける法案をまとめたと発表した。

 法案の内容によれば、規定金額を上回る現金及び/または無記名で譲渡可能な小切手を携行してマカオへ入境、マカオから出境する場合、税関検査場において諸手続きが必要な者が通過する赤色レーンへ進んだ上、専用フォームに記入して税関職員へ提出し、質問に応じる義務が生じる。

 無申告での持ち込み、持ち出しが発覚した場合、規定金額超過分の1?5%、ただし1000?50万パタカ(日本円換算:約1万4000?700万円)の範囲の罰金を科すとしている。

 申告義務化の理由については、マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金封じ込めの国際規定に合わせるためとした。法案は立法会で審議される予定。

 マカオはフリーポートして知られ、現在、現金等のマカオへの持ち込み、マカオからの持ち出しについては金額の大小に関わらず申告不要となっている。また、世界最大のカジノ売上を誇り、申告制度の導入によるギャンブラーへの影響の有無にも注目される。
 南海電鉄は2016年11月17日(木)、関西空港へのアクセス向上などを目的としたダイヤ改正を2017年1月28日(土)に実施すると発表しました。

 実施路線は南海本線と空港線です。難波?関西空港間を結ぶ空港急行は増発されるほか、最大両数(8両)での運転本数も倍増。混雑緩和が図られます。

 早朝時間帯は、5時台に下り空港急行を1本増発。土休日には特急「ラピート」(難波?関西空港)が上下1本ずつ(難波発6時00分、関西空港発7時06分)増発されます。

 深夜時間帯は、23時台に上り空港急行を2本増発。また、関西空港発最終列車の時刻が15分繰り下がり、23時55分発(上り空港急行)になります。

 特急「ラピート」も上下1本ずつ増発され、最終が繰り下がります。下りは平日、土休日とも難波発22時00分、上り関西空港発は平日が23時00分、土休日が22時55分です。

 外務省は11月14日、現地時間の午前0時頃にニュージーランド南島のカンタベリー地域でマグニチュード7.5の地震が発生したことを受け、注意喚起のためのスポット情報を発出した。同省は震源地に近い、ホエールウォッチングで知られるカイコウラでは電力や水道などの供給が止まっていること、首都ウェリントンの主要なビルについては安全確認のために立ち入りが制限されていることを伝えている。

 外務省は、今後も断続的に余震が発生し、本震で脆弱化した建物が倒壊する可能性があることから、旅行者には現地の最新情報を入手し、旅行計画の変更や延期も含めて安全確保に努めるよう要請。そのほか「たびレジ」の登録なども呼びかけている。

 現地からの報道によれば、今回の地震では少なくとも人2人が死亡。同地域では2011年にもマグニチュード6.0の地震が発生し、日本人を含む多数の犠牲者を出している。

 外務省は9月8日付で、「感染症危険情報」と連動する形でマレーシア全土にレベル1の注意喚起を発出した。同省は、このほどコタキナバルで国内感染によるジカウイルス感染者1名が確認されたことを受けて、4日に注意喚起のためのスポット情報を発出していたところ。その時点では世界保健機関(WHO)などがマレーシアをジカ熱流行国に指定していなかったため、レベル1には指定しなかった。

 外務省が現在、ジカ熱に対する注意喚起を実施している国と地域は60以上に上り、東南アジアではインドネシア、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピンも全土をレベル1に指定している。日本では海外で感染して帰国後に発症した輸入症例が10例報告されているのみで、そのうち今回の流行における症例は7例。

 関西空港で働く男女16人がはしかに集団感染していたことがわかりました。8月14日に千葉市でコンサートに参加し、その後、はしかと診断された別の男性も関西空港で感染した可能性があるということです。

 厚生労働省などによりますと、はしかに感染していたのは、関西空港で働く20代から30代の男女16人です。はしかを巡っては、8月14日、千葉市の幕張メッセで開催されたコンサートに参加した男性が感染していたことがわかっていますが、この男性も7月下旬に関西空港を利用したときに感染した可能性があるということです。

 このコンサートでは、ほかに参加した2人についても新たにはしかに感染したことが分かりました。

 「関空を経由した人であったり、幕張のコンサートに行った方、もし熱が出たりした人がいたら、なるべく早く医療機関に行ってください」(麻しん排除認定会議 岡部信彦座長)

 厚労省は関西空港やコンサートに行った人に対し注意を呼びかけるとともに、はしかの予防接種をしていない人は、できるだけ早くワクチンを打って欲しいと呼びかけています。

イタリア中部で、24日未明に発生した地震では、25日朝の時点で確認された死者は247人となり、一夜で90人近く増えました。現地では、余震が続いていることから、さらなる被害が出るのではないかとの不安が広がっています。

24日午前3時半ごろ、日本時間の24日午前10時半ごろ、イタリア中部で発生したマグ二チュ―ド6.2の地震では、アマトリーチェなど4つの自治体で壊滅的な被害が報告されていて、イタリア政府は24日夜から25日朝までの間に死者が90人近く増えて、247人の死亡が確認されたと発表しました。

被害が広がった背景には、建物の多くが100年以上前に建てられた歴史的な建物で、景観を守るなどの目的でほぼ当時のまま残され、耐震性に十分に配慮した構造ではないことがあると指摘されています。また、地震発生当時、アマトリーチェには避暑などのため多くの人が訪れていたとみられていて、市内にどのくらいの人が実際にいたのかを把握しにくい状況にもなっているということです。

現地では、今も余震が続いていて、アマトリーチェの一部の道路では、新たに亀裂が見つかるなど、余震によるとみられる被害も出ています。住民の間では余震によってさらなる被害が出るのではないかとの不安が広がっていて、救助隊も安全に細心の注意を払いながら、行方不明になっている人たちの捜索を懸命に続けています。


余震続き中心部への立ち入り制限

壊滅的な被害が出たアマトリーチェでは、余震が続いているため、新たな建物の倒壊などさらなる被害が出ることが懸念されていて、警察は、中心部への立ち入りを25日朝から厳しく制限しています。

イタリア中部では、24日から25日朝にかけて、体で揺れを感じる地震が数回起きていて、アマトリーチェの中心部に通じる道路では、24日の地震のあとにはなかった亀裂が多数見つかるなど、新たな被害が出ています。一部の道路は崖に面しているため、これ以上崩れると危険な状態となっていて、25日朝、道路工事などで使われるプラスチック製のブロックを置いて、人が立ち入らないようにする作業が行われました。作業にボランティアで参加した近くの町に住む男性は、「きのうは揺れを感じる余震が4?5回ほどあった。道路が崩れる危険が高まっているので、誰も近づかないようにしなければならない」と話していました。

また、24日までは市民や報道関係者が立ち入ることができた中心部につながる道には、警察などが25日朝から厳重な警備を敷いて出入りを厳しく制限し、入れなくなりました。

 クーデターが未遂に終わったトルコでは、政府が公共交通機関を無料にしたり、観光地に巨大な国旗を飾ったり、「祝賀ムード」の醸成に懸命だ。政府はクーデターは米国亡命中のイスラム教指導者ギュレン師によるものだと指摘。国民の団結を呼びかけている。

 最大都市イスタンブールでは、クーデターが未遂に終わった翌日の16日から、ボスポラス海峡を往復する船便や、市内の地下鉄などの公共交通機関が無料になった。地元紙によると、「クーデターの打破」が理由で、18日夜まで続けられるという。

 市内の観光名所ブルーモスクや水道橋にも16日から巨大なトルコ国旗が掲げられた。ブルーモスクの入り口で警備をする男性職員は「観光客は普段通り。国旗は政府の指示でクーデター騒動が収まるまで掲げられる」と話した。