航空会社情報の記事一覧

スカイマーク、ANAなどの支援で再建

スカイマークは22日、投資ファンド会社のインテグラルとANAホールディングスの支援を受け入れることで合意したと発表した。出資総額は約180億円。

 スカイマーク資本の100%減資を行った上で、スカイマークは第三者割当増資を行い、インテグラルとANAなどが新たな株主となる予定。出資比率は、インテグラルが50.1%、ANAが最大19.9で、残りは今後検討することになる。

 インテグラルとANAは、2020年までにスカイマーク株の東京証券取引所への再上場を目指す。

 中国東方航空(MU)は4月17日、関空/長沙/昆明線に就航した。長沙は湖南省の省都で同省の経済の中心都市。近年は多くの日系企業が進出しているが、関空からの就航はこれが初めてとなる。昆明については、現在は上海経由で1日1便を運航しており、利便性がさらに向上する。使用機材はビジネスクラス8席、エコノミークラス153席のボーイングB737-8型機。月曜日と金曜日の週2便で運航する。

 MUは先ごろ、5月6日から中部/長沙/昆明線に就航する計画を発表しており、関空と中部のオープンジョーでの利用も視野にいれているという。なお、就航を延期していた関空/温州線については、5月11に就航する予定。関空/長沙/昆明線の詳細なスケジュールは下記の通り。

▽MU、関空/長沙/昆明線、運航スケジュール(4月17日?10月24日)
MU2570便 KIX 19時15分発/CSX 21時45分着 22時45分発/KMG 00時50分着※翌日(月、金)
MU2569便 KMG 10時45分発/CSX 13時00分着 13時55分発/KIX 18時15分着(月、金)

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 全日本空輸(ANA)は17日、ウォルト・ディズニー・ジャパンと「スター・ウォーズ」ブランドを活用するプロモーション・ライセンス契約に基づき、世界で初めてスター・ウォーズキャラクターをデザインした特別塗装機の発表を皮切りに、2020年3月までの5年間にわたる「STAR WARSプロジェクト」を始動すると発表した。

 プロジェクトの第1弾として、米国・アナハイムでのSTAR WARS CELEBRATIONにで、特別塗装機のデザインを披露した。また今後、様々なプロジェクトの最新情報を紹介する「STAR WARSプロジェクト特設サイト」も開設した。

 映画「スター・ウォーズ」は1977年に全米で映画が公開されて以降、世代を超えて世界のファンに親しまれている。10年ぶりの新作映画の公開を控えた今年は、スター・ウォーズイヤーとして世界中で盛り上がりが期待されている。


米西部シアトル(Seattle)の空港で13日、ロサンゼルス(Los Angeles)行きのアラスカ航空(Alaska Airlines)旅客機が離陸直後、貨物室内で眠り込み閉じ込められた作業員が見つかったため、空港に引き返して緊急着陸するハプニングがあった。

?アラスカ航空によると、機内の床下からノックするような音が聞こえたため、操縦士が機体を緊急着陸させた。着陸した同機の機体前方にある貨物室から、貨物会社の作業員が出てきて、貨物室でうっかり眠り込んでしまったと話したという。

?貨物室内の気圧や室温は調整されていたが、作業員は念のため病院に搬送された。現在、アラスカ航空で経緯を調査中だという

 日本航空(JL)は6月1日から7月31日発券分について、日本発着便の燃油サーチャージ額を現行のまま据え置くことを決定した。2月から3月のシンガポールケロシン市況価格の2ヶ月平均が1バレルあたり71.45米ドルで、同期間の為替平均の1米ドル119.54円を乗じた円換算額が8541円になっため。

 設定額は、最も低い韓国・極東ロシア区間で片道500円、最も高い北米・欧州・中東・オセアニアで1万500円。なお、8月以降の燃油サーチャージ額については、6月に案内する予定だ。

チェジュ航空、関空、福岡/釜山線就航、釜山発初便は177名

 チェジュ航空(7C)は4月3日、関空、福岡/釜山線に就航した。使用機材はボーイングB737-800型機で、座席数は186席から189席。関空線はダブルデイリー、福岡線はデイリーで運航する。関空線の初便搭乗者数は、釜山発は午前便が177名、午後便が139名。関空発は午前便が120名で、午後便は予約者数88名だったという。福岡線は釜山発が182名、関空発は82名となった。

 7Cによると、関空では就航を記念してイベントを開催。乗客の中から抽選で選ばれた10名を対象に「ジャンケン大会」を実施し、勝ち残った3名に7Cのモデルプレーンを贈呈した。このほか、アンケートに回答した人を対象に7Cのオリジナルグッズをプレゼントしたという。

 7Cは新規就航キャンペーンとして、5月31日までの特別運賃を設定。関空/釜山線は片道5000円から、福岡/釜山線は片道4000円から提供する。ただし、燃油サーチャージと空港利用税は別途徴収する。販売は7Cウェブサイトなどでおこなう。

 なお、両路線の運航スケジュールは以下の通り。

▽新規路線 運航スケジュール(4月3日?)

・関空/釜山線(ダブルデイリー)
7C1351便 KIX 10時35分発/PUS 12時05分着
7C1352便 PUS 08時30分発/KIX 09時45分着
7C1353便 KIX 19時15分発/PUS 21時05分着
7C1354便 PUS 17時00分発/KIX 18時15分着

・福岡/釜山線(デイリー)
7C1453便 FUK 14時55分発/PUS 15時45分着
7C1454便 PUS 13時15分発/FUK 14時05分着


エアカナダ機着陸に失敗、23人負傷 カナダ

カナダ・ノバスコシア(Nova Scotia)州ハリファクス(Halifax)の国際空港で29日未明、トロント発のエアカナダ(Air Canada)624便が大雪の中で着陸に失敗し、23人が負傷した。機体は送電施設に接触した後に地面に衝突したとみられている。

?同機は、フランス・アルプス(French Alps)で24日に墜落したドイツ航空大手ルフトハンザ航空(Lufthansa)傘下の格安航空会社ジャーマンウイングス(Germanwings)9525便と同じエアバス(Airbus)A320型機だった。

?エアカナダは、AC624便について「ハリファクスでの着陸の際に、滑走路を外れた」とツイッターへの投稿で述べた。

ドイツの航空大手ルフトハンザのパイロットでつくる「コックピット労働組合(VC)」は19日、ストライキを21日も続けると発表した。同社では早期退職給付をめぐる労使紛争が続いており、労組側は18日にストに突入した。

 VCによると、ストの対象はドイツ発の長距離便とルフトハンザの貨物便だが、傘下の格安航空会社(LCC)ジャーマンウィングスとユーロウィングスは影響を受けない。

 ルフトハンザは、スト対象便の約3分の1は運航できるとしている。発表文で、交渉の場に戻るようVCに要請するとともに、スト継続の発表で労使紛争がエスカレートしたと述べた。

 VCは、ストの目的はこれまで同様、早期退職給付に関する労働協約を締結することだとし、会社側に対し「真剣な交渉を行う」か、またはすべての争点について正式に調停に持ち込む提案を受け入れるよう再度求めた。

 VCが立て続けにストを呼び掛けるのは珍しい。

 シンガポール航空(SQ)は4月1日から5月31日までの発券分について、日本発着便の燃油サーチャージを値下げする。日本/シンガポール間は現行の1万2000円から6300円、東京/ロサンゼルス間は1万6000円から9000円となる。

 なお、燃油サーチャージの適用条件については先ごろ日本航空(JL)や全日空(NH)、ユナイテッド航空(UA)、ガルーダ・インドネシア航空(GA)が日本販売分について米ドル建てから円建てに変更しているが、SQでは従来の適用条件を維持した

中国東方航空(MU)は3月29日から、関空/寧波線を木、日曜日の週2便で新規開設する。関空にとって寧波線の開設は今回が初めて。

 MU・上海航空(FM)大阪支店によると、寧波は中国浙江省にあり、多くの日本企業が進出する商工業都市。当初は訪日客が主となる見込みだが、日本発ビジネス需要にも期待がかかるという。また、寧波には今まではMUと上海鉄道局による航空機と高速鉄道を組み合わせたチケット「空鉄通」などで上海経由で訪問する形となっていたが、直行便就航により、時間短縮と利便性の向上がはかれるとした。

 また、今回の増便により、FMを含むMUグループは関空から11都市に週58便を運航することとなる。

 運航機材はエアバスA320型機のビジネスクラス8席、エコノミークラス148席の計156席。運航スケジュールは以下の通り。


▽MU 関空/寧波線 運航スケジュール(3月29日?)

MU2098便 KIX 13時50分発/NGB 15時40分着(木、日)
MU2097便 NGB 09時30分発/KIX 12時50分着(木、日)