シンガポールのチャンギ国際空港(Changi International Airportで27日、離陸した伊ミラノ(Milan)行きのシンガポール航空(Singapore Airlines)の旅客機が、エンジンオイルに関する警報を受けて引き返し、緊急着陸した滑走路上で炎上した。乗客222人、乗員19人に負傷者はいなかった。
炎上したのはボーイング(Boeing)777-300ER型機のシンガポール航空SQ368便。同航空によると、現地時間午前6時50分(日本時間同7時50分)ごろ、チャンギ国際空港に着陸した後、右側のエンジンから出火した。火は空港の緊急チームが消し止めた。
日本航空(JL)は4月から7月までの発券分に続き、8月と9月の発券分の航空券についても、引き続き燃油サーチャージを徴収しないと発表した。今年4月から5月までのシンガポールケロシン市況価格が1バレルあたり平均52.28米ドルとなり、円貨換算額が5726円となったことを受けたもの。
なお、全日空(NH)もJLと同様の適用基準を設けているため、8月から9月までの発券分については燃油サーチャージを徴収しない見込み。
ユナイテッド航空(UA)は12月、新たなビジネスクラスシート「ユナイテッド・ポラリス」を導入する。12月に導入するボーイングB777-300ER型機に搭載する予定で、17年からはB787-10型機、B767-300型機、B777-200型機、エアバスA350-1000型機にも順次搭載する予定。導入する路線については未定としている。
新たなシートは最大約2メートルのフルフラットシートで、全席から直接通路にアクセスできるよう配置。各シートにはムードライトや収納スペース、16インチのスクリーンなどを備える。キャビン中央の座席は、電動式の「プライバシーディバイダー」で仕切ることが可能。
寝具には米国の百貨店「サックス・フィフス・アベニュー」と共同開発したオリジナル製品を用意。フライト時間が12時間以上の路線では、希望に応じてパジャマも提供する。アメニティキットも刷新し、ラベンダーの香りの枕用スプレーや、アイマスクなどを提供する。
加えて、12月1日にはシカゴ・オヘア国際空港に「ユナイテッド・ポラリス」のラウンジを開設。ラウンジ内には仮眠用ベッドやシャワールームなどを設ける予定で、その後はロサンゼルス、サンフランシスコ、ヒューストン、ニューアーク、ワシントン・ダレス、成田、香港、ロンドン・ヒースローにも開設するという。
日本航空(JL)は5月20日、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)およびフィンエアー(AY)と実施している日本/欧州線の共同事業にイベリア航空(IB)を追加するため、国土交通省に対して独占禁止法の適用除外(ATI)を申請した。IBは今年10月18日から、約18年ぶりに成田/マドリード線の運航を再開する予定で、同じワンワールドに加盟する同社とも共同事業を展開することで、事業のさらなる強化をはかる。5月20日には日西政府が、成田空港を含むオープンスカイに合意したところ。
JLは2012年10月にBA、14年4月にAYとの共同事業を開始。日本/欧州線の直行便と、それに接続する欧州内および日本国内の路線について、共同事業を展開している。
19日にパリからカイロに向かう途中で消息不明になったエジプト航空機MS804便(エアバスA320型機)について、フランスのオランド大統領は墜落が確認されたと発表した。66人の乗客・乗員が搭乗していた。
同機は、地中海の東部上空を飛行中のエジプト時間午前2時半(日本時間午前9時半)ごろ、エジプト領空内に入って間もなく消息を絶った。
オランド仏大統領は「何が起きたのか、事実が得られた後に結論を下す。事故なのか、それとも我々の念頭にあるテロなのか」と述べ、墜落の原因について結論を下すのは時期尚早との見方を示した。
ギリシャ防衛相は、MS804が「急旋回」し、高度を急激に下げてからレーダー上から姿を消したと話した。
ギリシャのカルパトス島から南の海域で、ギリシャとエジプト軍が大がかりな捜索を展開している。フランスも捜索に船や飛行機を提供すると申し出ている。
乗客数は3人の子どもを含む56人。乗員は7人で、このほか保安要員3人が搭乗していた。
乗客の国籍は、エジプト人30人、フランス人15人、イラク人2人、英国人1人のほか、カナダ、ベルギー、クウェート、サウジアラビア、アルジェリア、スーダン、チャド、ポルトガル各国が含まれる。
MS804便はパリのシャルル・ド・ゴール空港を現地時間の18日午後11時9分(日本時間19日午前6時9分)に出発。カイロに現地時間の19日午前3時過ぎに到着予定だった。
エジプト航空によると、MS804便は高度3万7000フィート(1万1300メートル)で飛行していた。エジプト領空に入って間もなく、カイロ時間で午前2時45分(日本時間午前9時45分)にレーダーから機影が消えたという。
最後に連絡を取ったとみられるギリシャの管制官は、同機がアテネの南東にあるケア島上空を飛行中にパイロットとやり取りしている。同国民間航空局の担当者はロイター通信に対し、パイロットから「問題があるような話はなかった」と語った。
一方で、ギリシャのカメノス防衛相は記者会見で、エジプト領空に入ったMS804便は「90度左に方向を変えてから360度右に旋回した」後、高度を下げたと説明した。
旅客機追跡サイト「 flightradar24.com」によると、消息を絶った航空機はパリ?カイロ間の前には、エリトリアの首都アスマラからカイロ、カイロからチュニジアの首都チュニス、チュニスからカイロ、カイロからパリを飛んでいた。
エジプトの地元テレビによると、エジプトのイスマイル首相や乗客らの家族がカイロの空港に集まっている。
航空アナリスト、アレックス・マチェラス氏はBBCに対し、エアバスA320型機は短距離の格安航空のフライトに使用されるケースが多く、「安全実績は非常に良い」と話した。
今年3月には、エジプト航空の国内便が乗客にハイジャックされ、キプロスのラルナカ空港に緊急着陸している。
また、昨年10月にはエジプトのリゾート地シャルムエルシェイクをたったロシア旅客機がシナイ半島で墜落している。
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