日本航空(JL)は4月21日から7月28日までの週末などに、羽田/新千歳線で往復25便を増便する。関係当局の認可が前提で、需要を見込む金曜日や日曜日などに、羽田と新千歳をそれぞれ21時台に出発する便を増やす。JLによれば、東京発の週末旅行需要や、東京に単身赴任中の北海道民の帰省需要などを見込んでいるという。
運航日は4月21日、23日、28日、5月2日、5月7日から6月25日までの毎週金・日曜日、7月7日、9日、14日、17日、21日、28日の25日間。同路線の1日あたりの便数は往復16便または17便だったものが、17便または18便となる。運航機材はクラスJ20席、エコノミークラス145席のボーイングB737-800型機。運航スケジュールは以下の通り。
▽JL、羽田/新千歳線増便分運航スケジュール(4月21日?7月28日)JL599便 HND 21時05分発/CTS 22時35分着(※1)JL598便 CTS 21時55分発/HND 23時30分着(※2)※1 7月は22時40分着※2 4月は21時45分発/23時25分着、5月は21時50分発/23時30分着
ベトナム欧空(VN)は3月3日、4月1日から5月31日までの間に日本で発券する航空券について、燃油サーチャージを引き上げると発表した。昨年12月と今年1月のシンガポールケロシンの市況価格の平均が1バレルあたり64.43米ドルとなり、円貨換算額が7434円に上昇したことを受けたもの。
日本/ベトナム間については、旅行開始国が日本の場合、片道1区間あたり1000円増の1800円に引き上げる。加えて、航空保険料として別途470円を徴収する。
旅行開始国がベトナムなど日本以外の場合は、片道1区間につき4米ドル増の11米ドルに変更。航空保険料は4米ドルを徴収する。合計金額の15米ドルはIATA公示レート(BSR)で日本円に換算して徴収する。
デルタ航空(DL)は、デイリー運航中の成田/台北(桃園)線を5月24日の桃園発便を最後に運休する。同社によれば、理由は昨年10月の羽田/米国線昼間便の開設による乗継需要の減少。同路線の運休によりDLは、台湾市場から撤退することになる。
5月25日以降の予約・発券分については、利用者や旅行会社などに払戻方法などをアナウンスするとともに、同じスカイチームに属するチャイナエアライン(CI)や大韓航空(KE)などへの振替を案内する。なお、同路線についてはもともと台湾発や米国発の利用者が多く、日本市場への影響は小さいという。
DLは羽田/ロサンゼルス、ミネアポリス線の就航にあわせて、昨年10月には成田/ニューヨーク、バンコク、関空線、関空/グアム線を運休。運航を続ける成田発着のアジア路線は、上海(浦東)、マニラ、シンガポール線の3路線となる。
全日空(NH)はこのほど、日本の航空会社では初めてエアバスA320neo型機を受領した。1月中旬から中国線路などの近距離国際線に導入するほか、導入前に国内線で不定期に使用する可能性もあるという。
A320neo型機は、従来機のA320ceo型機に比べて燃費効率が15%、航続性能が約7%優れており、小型機としては機内空間が広いことなどが特徴。これまでには14社が使用している。
NHのA320neo型機はビジネスクラス8席、エコノミークラス138席で、ビジネスクラスには電動リクライニングシートを採用。また、エコノミークラスを含む全席にタッチパネル式モニターを設け、機内でのインターネット接続も提供する。
ANAホールディングスは2014年に7機を発注しており、18年度までに全機を受領する予定。同社はそのほか、4機のA321ceo型機、26機のA321neo型機、3機のA380型機をエアバスに発注している。このうちA321ceo型機は今年11月に国内線での使用を開始した。
カンタス航空(QF)は12月16日、成田/メルボルン線のデイリー運航を開始した。QFの日本路線としては2015年に就航した羽田/シドニー線、成田/ブリスベン線に次ぎ3路線目で、これにより日本/オーストラリア間のQFによる提供座席数は週6000席に増加。同日に開催した就航記念セレモニーで、QFアメリカ・太平洋地区統括のスティーブン・トンプソン氏は「日本は我々にとって重要な市場。1年を通して適切な時期に適切なルートへ適切な機材を運航することで、皆様の需要にお応えする」とコメントした。
同路線の使用機材はエアバスA330-300型機で、座席数はビジネスクラス30席、エコノミークラス267席の計297席。本誌取材に応じたQF日本支社長の荻野雅史氏は、初便について「成田/ブリスベン線の時と同様に非常に皆様の期待感が強く、搭乗率も高い。満席まではいかないが、ほぼ満席」と説明した。
成田/メルボルン線は現在、ジェットスター航空(JQ)も335席のボーイングB787?8型機で週4便運航しているところ。QFの就航により、JQは2017年2月25日をもって同路線を運休するが、JQからQFへの切り替えについて荻野氏は「我々は法人のお客様にも対応できる」と述べ、セレモニーで来賓として登壇した駐日オーストラリア大使のブルース・ミラー氏も「ビジネスとレジャーの両面で(成田/メルボルン間の)直行便に対する需要が大きく、日豪でビジネスを展開する多くの企業から(QFの)就航が望まれていた」とコメントした。
このほか就航記念セレモニーでは、ビクトリア州政府駐日代表のアダム・カニーン氏も来賓として挨拶。カニーン氏は「今回の就航により、フレンドリーで安全なメルボルンをより多くの日本人の方に知ってもらうことができる」と期待を示した。
成田/メルボルン線の運航スケジュールは下記の通り。
▽QF、成田/メルボルン線運航スケジュール案QF80便 NRT 19時00分発/MEL 07時30分着※翌日QF79便 MEL 09時15分発/NRT 17時30分着
ジェットスター・ジャパン(GK)は1月21日から31日までと3月2日から25日までの火・木・土曜日について、成田/関空線を1日1便増便する。現行の2016年冬ダイヤで1日4便を運航しているが、大学受験や春休みの旅行などによるさらなる需要増を見込む。使用機材は180席のエアバスA320-200型機。航空券の販売は12月7日に開始した。
成田発便の出発時間は22時10分発で、同空港発の国内線では最も遅い便。日帰り旅行の場合、関西発初便と成田発最終便を利用すれば、首都圏には13時間滞在することが可能になる。増便分の運航スケジュールの詳細は以下の通り。
▽GK、成田/関空線増便分運航スケジュール(1月21日?31日、3月2日?25日) GK827便 NRT 22時10分発/KIX 23時40分着(火・木・土) GK828便 KIX 18時05分発/NRT 19時25分着(火・木・土) ※1月28日を除く
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