エアアジアX、関空に初就航、デイリー運航も視野に
エアアジアX(D7)は11月30日、日本で2路線目となる関空/クアラルンプール線に週4便で就航し、12月1日の記者会見でD7最高経営責任者のアズマン・オスマンラニ氏は、早くもデイリー運航化に向けて積極的な姿勢を見せた。関空線のデイリー化を有力視するのは、同社の日本初路線である羽田線が、発着枠の制限により現状の週4便からの増便が容易ではないことに比べ、関空には便数制限がなく、機材繰りによって増便が可能であるため。オスマンラニ氏は、「西日本のハブであり、文化や歴史の魅力にあふれた地域を周辺に持つ関空から、日本と東南アジアの両マーケットを広げたい」と期待を込めた
アメリカン航空親会社、破産法申請 高コスト響く
アメリカン航空が経営破綻=破産法申請、運航は継続
米航空3位の米アメリカン航空と親会社のAMRは29日、ニューヨークの裁判所に米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を申請したと発表した。人件費の膨張など高コスト体質が響いた。法的整理を経てコスト構造の抜本改革に着手する。当面は通常通りに運航するとしている。
アメリカンは41億ドル(約3200億円)の手元資金があり、破産手続き中の運航などには支障がないとしている。約300億ドルの負債などが重荷となり、AMRは傘下の地域航空会社アメリカン・イーグルの売却を決めるなど経営の選択と集中に着手していた。
ただ、高額の賃金を支払うパイロットとは約5年間、労使交渉が続くなど人件費の削減が進んでいなかった。直近では燃料コストの上昇にも直面し、赤字が続いた。法的整理により迅速な経営再建が必要と判断した。
AMRのジェラード・アーペイ会長兼最高経営責任者(CEO)は退任し、アメリカン航空のトーマス・ホートン社長が会長兼CEOに就く。ホートン氏は「難しい決断だが、効率的で財務的にも強い航空会社になる必要があった」との声明を発表した。ホートン氏はアメリカン航空のトップにもとどまる。
ホートン氏は「労働組合とコスト削減の交渉を続ける」と述べ、まずは人件費を中心にコスト構造の圧縮を進める考えを示した。
アメリカン航空は米国や日本を含む約50カ国で毎日3300本以上の航空便を運航。日本航空と航空連合の「ワンワールド」を通じて提携している。米航空大手ではデルタ航空など大手航空会社がすでに破産手続きを経て再建を進めている。
米国では2010年10月にユナイテッド航空とコンチネンタル航空が経営統合して世界首位に浮上するなど、合従連衡も進んでいる。今回、アメリカンが破綻申請することで、再び業界再編が加速しそうだ。
エールフランス、プレミアムエコノミー利用者が100万人到達
エールフランス航空は、新しくプレミアム・ボヤジャーのクラスをすべての長距離路線に導入いたします
エールフランス航空(AF)はこのほど、2009年11月17日に導入を開始したプレミアムエコノミークラス「プレミアム・ボヤジャー」の利用者が100万人に到達したと発表した。100万人目はムンバイ行きのAF218便を利用したインドのビジネスマンで、AFはインドからの往復航空券2枚やAF特製スーツケースなどのオリジナルグッズをプレゼントした。
なお、プレミアム・ボヤジャークラスは2011年12月現在、一部のデスティネーションを除くボーイングB777型機とエアバスA330型機、A340型機、A380型機に導入しており、AFの全長距離路線、67のデスティネーションで利用できる。
全日空、新シートの導入路線拡大、機内食などサービス刷新も
全日空(NH)は12月以降、ニューヨーク、ロンドン、フランクフルトの各路線で導入しているボーイングB777-300ER型機の新シートを、成田発着のサンフランシスコ線とロサンゼルス線にも順次投入する計画だ。これにより、ビジネスクラスでは座席を互い違いに配置することで全座席から通路に出やすくした「ANA BUSINESS STAGGERED(スタッガードシート)」、エコノミークラスでは後部座席を気にせずにリクライニングできる「Fixed Back Shell」シートを利用できるようになる。
また、国際線の短距離路線でも、日本/香港線、マニラ線に続き、中国線、台湾線および仁川線を除く韓国路線で新サービスを開始。ビジネスクラスの食事では、一部路線を除いて従来の和洋折衷スタイルを廃し、和食と洋食の2種類を設定。和食は会席料理、洋食はコース料理とした。エコノミークラスでは、長距離路線で提供中の「J-menu」を用意する。
なお国内線でも、12月1日にプレミアムクラスの食事「匠味」をリニューアル。新たに5軒のレストランに監修を依頼しており、例えば羽田発の和食は西麻布の「ラ・ボンバンス」、洋食は広尾の「二期倶楽部」が監修。このほか、伊丹発では有馬の料亭旅館「欽山」、千歳発では札幌の「温味」、福岡発では福岡の「味 竹林」を取り入れる。
シンガポール航空、燃油サーチャージを据え置き
日本航空、燃油サーチャージ据え置き、12月以降発券分
シンガポール航空(SQ)は2012年1月1日から3月31日までの発券分の日本発着航空券について、現行の燃油サーチャージ額を適用する。これにより、同期間の燃油サーチャージ額は1名1区間あたり、日本/シンガポール間が1万2500円、日本/北米間が1万4000円となる。
日本航空、タイ洪水の影響で一時運休?関空便で
日本航空(JL)はタイにおける洪水の影響で、関空/バンコク線の一部を運休している。対象となるのはJL727便の11月7日、9日、11日、13日、14日と、JL728便の11月8日、10日、12日、14日、15日分だ。
また、対象便に接続する国内航空券については、悪天候などの理由で予約便が遅延・欠航した場合の変更・払い戻しと同様の取扱いとする。
中国国際航空、中国に日本語コールセンター開設
中国国際航空(CA)はこのほど、中国国内に日本語対応のコールセンターを開設した。日本国内から固定電話、携帯電話ともに無料で利用可能。航空券の予約、購入やフライトの変更などでの活用を見込んでいる。航空券の支払いは、JCB、VISA、マスターカード、ダイナース、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードを利用できるという。
▽CAコールセンター番号:010-800-86-100-999 (フリーダイヤル)営業時間:月?金/09時00分?18時00分(日本時間)/土日や日本の祝祭日は休み
※中国国内から電話をかける場合は、国際通話可能な固定電話からのみ受け付ける。(00-800-86-100-999にダイアル)
カンタス航空、11月1日中に通常運航回復の見通し
カンタス航空(QF)は10月31日17時40分(現地時間)、全国際線について11月1日の夜までに通常運航を再開できる見通しだと発表した。国内線は11月1日にはすべての便がスケジュール通りに運航される予定という。
QFでは、労働組合によるストライキへの対抗として10月29日17時に全路線の運航を停止。政府の介入を受けて、10月31日午後から順次運航を再開し始めているところだ。
午前0時以降に出発する深夜便について
エールフランス航空、10月29日から11月2日にスト 成田線の欠航が確定
エールフランス航空(AF)は10月28日、10月29日から11月2日まで、一部の客室乗務員がストライキを予定していると発表した。10月29日には全便の80%の運航が決定しているが、日本路線では一部欠航が確定した。欠航するのは10月29日、30日のパリ発AF278便、10月30日、31日の成田発AF277便。10月28日午後6時現在、これら以外のフライト、また関空発便については運航予定となっている。
AFでは、上記フライトに搭乗予定の人に対し、日時、旅程の変更、あるいは予約キャンセルなどを受け付けている。航空券を購入した旅行会社、コールセンター、予約課で問い合わせに対応しており、AFのウェブサイトでも条件などについて確認できる。また、AFのコールセンターは29日の土曜日、30日の日曜日ともに臨時営業し、対応する。詳細は下記の通り。
なお、その他のフライトに関してもストライキの影響で遅れる、または欠航となる可能性がある。
▽AFコールセンター臨時営業東京:03-3570-8577大阪:06-6641-1271名古屋:052-551-4141営業時間 9:00?17:00
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