航空会社情報の記事一覧

全日空(NH)は10月26日からの冬ダイヤで、羽田/中部線の運航を開始する。増便した羽田発着の国際線に接続し、販売を強化するねらい。昼間時間帯の欧州路線を中心に、国際線への接続利便性が高い時間帯での運航を計画しているという。

 なお、運航計画は関係当局の認可が前提で、運航スケジュールや運賃などの詳細は決定し次第発表するという。航空券の販売開始は8月26日を予定している。

 【台北時事】台湾南西部の離島、澎湖島の馬公空港付近で23日午後7時(日本時間午後8時)ごろ、復興航空の旅客機が着陸に失敗して墜落、炎上した。葉匡時交通部長(交通相)によると、乗客・乗員58人のうち、11人が負傷し、47人が死亡した可能性が高い。
 墜落したのは、南部の高雄発澎湖行きのATR72型機。台風10号の影響で現地の天候が荒れており、上空で旋回を繰り返していた。交通部が詳しい原因を調査している。(2014/07/23-23:31)

14年ベストエアラインはキャセイ、スカイトラックス調査

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スカイトラックスによる「2014ワールド・エアライン・アワード」で、キャセイパシフィック航空(CX)が最高評価を受け、「エアライン・オブ・ザ・イヤー2014」に認定された。同調査は1999年から実施されているもので、旅行者の直接評価によって順位を決定。広告など航空業界からの影響を排除し、透明性の高さを売りにしている。

 今回の調査は2013年8月から2014年5月にかけてオンラインで実施され、245社の航空会社について1885万件の評価が集まったという。2011年以降では2011年と2012年がカタール航空(QR)、2013年がエミレーツ航空(EK)と上位を占めていたが、今回はCXが5年ぶりに首位に返り咲いた。CXの授賞は今回が4度目。また、「ワールド・ベスト・ローコスト・エアライン」にはエアアジア(AK)が選ばれている。

 なお、調査では地域ごとの総合評価や、キャビンクルー、座席、ラウンジなども順位付けしている。詳細は下表及び次ページ以降の通り。


エア・インディア(AI)は7月11日、スターアライアンスに正式加盟した。同アライアンスにとっては27社目の加盟航空会社で、AIによれば、同社の加盟によりネットワークは195ヶ国・地域の1328空港、1日あたりの便数は2万1900便となる。また、スターアライアンスのインド市場におけるシェアは30%に拡大するという。

なお、AIは2007年12月に加盟に合意し準備を開始したが、2011年7月31日にAIが条件を満たしていないとしてスターアライアンスが加盟を保留していた。

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格安航空会社(ローコストキャリア、LCC)の台頭により、日本の上空で繰り広げられる競争は熾烈なものとなっている。筆者を含む、航空機利用経験の少ない人にとっては、これまで航空会社といえば全日本空輸<9202>(ANA)か日本航空<9201>(JAL)と相場が決まっていたが、LCCの参入により様々な航空会社を選ぶことができようになった。

 しかし全日本空輸と日本航空のライバルは、そうしたLCCだけではない。「かつて航空会社といえば全日本空輸か日本航空と相場が決まっていた」ことからもわかる通り、その2社同士のライバル関係も依然として続いている。

 そうしたなか、全日本空輸が8日に5月の旅客輸送実績を発表。それによると、実際の利用実績を表す指標である「有償旅客キロ」が、国際線において初めて日本航空を上回ったことがわかった。こうして単月で日本航空を上回るのは、1986年の国際定期便の就航以来、初めてのことである。

 「有償旅客キロ」は運賃を支払って搭乗した有償旅客数に対して、飛行距離をかけ合わせて算出される。2社の5月の実績を比較してみると、全日本空輸は前年同月比25.4%アップの29億5294万旅客キロで、日本航空は前年同月比7.8%アップの29億1163万旅客キロという結果であり、全日本空輸がわずかに上回った。

 また、運航する旅客輸送力の規模を表す「有効座席キロ」でも日本航空を上回っており、4月に続いてこれで2ヶ月連続。「有効座席キロ」は総座席数と飛行距離をかけ合わせて算出される。全日本空輸が前年同月比26.3%アップの41億5922万座席キロであったのに対し、日本航空は前年同月比4.5%アップの39億6905万座席キロと、やはり日本航空を上回った。また全日本空輸は2016年度までに、座席キロを13年度比で45%アップさせるという目標を掲げている。

 10年の経営破たん以来、日本航空は採算の取れない路線の撤退や縮小を実施しており、13年度の航空規模や旅客輸送量はピークの00年度と比較すると、半分以下となっている。それに対して全日本空輸は、04年度に初となる国際線での黒字を計上して以来、羽田空港の国際化などその運航規模の拡大に努めている。今回の結果は、そうした2社の現状がクリアに表れる形となった。


ユナイテッド航空(UA)は7月10日、10月末に就航する羽田/サンフランシスコ線のスケジュールを発表した。政府認可が条件だ。同路線は羽田の深夜早朝発着枠を活用したもので、米国発は10月26日、日本発は10月28日から運航を開始する。

UAによると、新路線を利用した場合、羽田からサンフランシスコ経由でラスベガス、フェニックス、ソルトレイクシティ、ニューヨークなど、米国内と北米20以上の都市への同日乗り継ぎが可能だ。

使用機材はボーイングB777-200ER型機で、座席数はファースト8席、ビジネス40席、プレミアムエコノミー104席、エコノミー117席の計269席。詳細なスケジュールは下記の通り。


▽UA 羽田/サンフランシスコ線運航スケジュール(デイリー運航)

UA876便 HND 01時00分発/SFO 18時10分着(※前日)
UA875便 SFO 19時15分発/HND 22時45分着(※翌日)
※米国夏時間修了に伴い、11月2日からサンフランシスコ到着および出発時間は1時間早まる

旅客機の乗客は、例えてみると赤ちゃんのようなものだ。食事を与えられて寝かされると幸せな気持ちになる。

?英ブリティッシュ・エアウェイズ(British AirwaysBA)は、神経の働きを測定する携帯型のセンサーと、光ファイバーが編み込まれている「幸福のブランケット」を乗客に利用してもらい、人間の感情を視覚化する実験を行った。

?客室乗務員たちは、「幸福のブランケット」が赤色に変わると乗客が緊張し不安を感じており、ブランケットが青色に光る場合、落ち着いてくつろいでいることが分かる。

?英ロンドン(London)から米ニューヨーク(New York)へ向かう飛行機の乗客たちに対して実施されたこの実験は、脳神経が発する電気信号の変動を測定することで、乗客の満足度を測るというもの。

?実験の結果、飲食物を口にしているときに乗客たちは最も幸福を感じ、寝ているときに最もくつろいでいることが分かったという。

?このブランケットはデータ収集のためにだけ使用され、今後、客室乗務員が乗客の気分をうかがうために使用されることはないという。

「幸福のブランケット」を乗客たちが利用する様子は以下のサイトで見ることができる。http://bit.ly/1iQGhQ6


 タイ・エアアジアX(XJ)は6月27日付で、国土交通省から外国人国際航空運送事業の経営許可を取得した。運航開始予定日は9月1日で、成田/バンコク(ドンムアン)線をデイリーで、関空/バンコク(ドンムアン)線を月、水、金、土、日の週5便で運航する計画だ。運航機材はエアバスA330-300型機で、座席数は377席とした。

 XJは2013年3月設立のタイのLCCで、保有機材はA330-300型機2機。資本金は4億タイバーツ(約12億6000万円)で、従業員数は191人。

ANA、カタール航空とのコードシェアを終了...8月31日で

カタール航空、JALと日本国内5路線のコードシェア開始へ...7月12日から

全日本空輸(ANA)は、カタール航空とのコードシェアとマイレージ提携については8月31日で同時に終了すると発表した。

カタール航空とのコードシェア便の利用については8月31日出発便まで利用可能。カタール航空便搭乗でのANAマイレージクラブへのマイルも8月31日搭乗分まで積算する。

ANAプレミアムメンバーへのサービスは、8月31日付けでカタール航空便搭乗時の優先チェックインカウンターや空港ラウンジの利用、空港での優先搭乗、手荷物優先受け取り、無料手荷物許容量の優待サービスが終了となる。

航空会社満足度、シンガポール航空3年連続1位、日系人気の上昇も

ランキング表

エイビーロード・リサーチ・センターがこのほど発表した「エアライン満足度調査2014」で、シンガポール航空(SQ)が3年連続で総合満足度ランキング1位となった。2位以下では、2年連続2位だったエミレーツ航空(EK)が5位に下がった一方、全日空(NH)が2位、日本航空(JL)が3位にランクインしており、同センターでは「日系志向」が進んでいると分析している。

 SQは、5つの部門別ランキングのうち「機内飲食サービス」で1位となったほか、「航空機の機材、設備」「客室乗務員の接客サービス」「空港内の航空会社職員の接客サービス」「機内エンターテインメント」で2位を獲得。満足度評価は前年比0.08ポイント減の4.26となった。

 全日空(NH)は昨年5位であったが、満足度評価が0.13ポイント増の4.21となり2位。日本航空(JL)は0.03ポイント減ながら4.13で3位を維持した。NHは部門別ランキングのうち、「航空機の機材、設備」「客室乗務員の接客サービス」「空港内の航空会社職員の接客サービス」の3部門で1位を獲得。「機内飲食サービス」では昨年の14位から2位となり大幅に順位を上げている。

 このほか、「今後利用してみたい航空会社」では、1位がNHで58%、2位がJLで44%、3位がSQで22.6%と日系レガシーがブランド力を強めた結果となった。また、再利用意向では、NHが90%で1位、SQが87%で2位、ニュージーランド航空(NZ)が85%で3位、JLが81%で4位、トルコ航空(TK)とEKが79%で5位となった。

 エイビーロード・リサーチ・センターによると、総合満足度への影響が大きいのは「客室乗務員の接客サービス」「航空機の機材、設備」「機内飲食サービス」の順。「客室乗務員サービス」は、きめ細やかなサービスなどが重視された。また、「機材、設備」では機体の新しさやきれいさ、座席の幅・快適さが評価につながった。

 日系航空会社の好調さについては、もともと2社が日本語の使用を含めた人的サービスを強みとしており、その上で機内設備や機内食などが改善されたことで評価が上昇したとの分析。今後は、外航を含めて「全方位に高いレベル」が求められるようになり、競争がさらに厳しくなるとの予想だ。

 なお、調査は18歳以上で2013年に海外に渡航した5987人を対象に、4月16日から21日にかけて実施。4337人から回答を得て4000人分を集計しており、渡航形態としては個別手配が44.6%、観光やアクティビティ、食事がほとんど組み込まれたパッケージツアーが19.1%、基本的に自由行動のフリーパッケージツアーが20.0%、この中間が13.9%となった。